暴風の場合(在来線)
なぜ、風が止んでいるのに運転再開に時間がかかるのか?
JR西日本の一部の路線は、海や山沿いおよび橋梁など暴風の影響を受けやすい箇所にあります。過去には暴風による災害も発生しており、その経験をもとに運転規制値を定め、風速が一定の基準に達した場合、運転見合わせを行います。(一部線区では、運転速度を低下させます(以下、徐行)。)風が吹き続け、規制値を下回らない場合は、運転再開まで多くの時間を要する場合があります。
まずは、対策を進めるとともに安全最優先の運行に努めておりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。
暴風への対策
暴風による輸送障害を減らすよう、以下の取り組みを進めています。
防風柵
強風での運転見合わせなどを減らしていくため、平成20年から特に風の影響を受けやすい湖西線・北陸線で防風柵の整備を進めています。防風柵を整備した規制区間での運転見合わせ時間は、おおむね3分の1以下になる見込みです。
- ※防風柵を設置することにより、風に対する規制値が緩和されます。(運転を見合わせる規制値が25m/sから30m/sとなります。)