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お客様にご迷惑をおかけする事象への対策

列車の運転に関する対策

停車駅を通過する事象への対策

実施している対策【ハード対策】

・音声による注意喚起
運転士に停車が必要な駅であることを音声で知らせ、注意喚起する支援装置(トレインナビ)を導入し、停車駅を通過する事象の低減を図っています。
・ブレーキ動作による支援装置(GTS-B)の整備
運転士が停車に向けたブレーキ手配を失念した場合でも、駅に停車できるようブレーキを自動的に動作させる支援装置(GTS-B)の導入を進めています。

【運転士支援装置(トレインナビ)】
音声による注意喚起

実施している対策【ソフト対策】

・基本動作の徹底
運転士が「指差し」「声出し」による基本動作を行うことにより、「停車」「通過」の誤認を起こさないようにしています。
・注意喚起看板の設置
上記の対策によっても、誤認が起きてしまった場合に備え、注意喚起看板の設置を行っています。
・体調管理等に関わる教育・環境整備
運転士への体調管理や眠気予防に関する教育および、乗務員宿泊所における環境改善を通じて、眠気などに伴う停車駅を通過する事象の低減を図っています。

【注意喚起看板(例:塚口駅)】
3枚の看板を連続した電柱に設置

自然災害への対策

降雨による災害への対策(土砂の流入・土砂の流出)

実施している対策【ハード対策】

・斜面の補強、排水設備の整備
降雨により、鉄道沿線斜面から土砂の流入や、鉄道盛土が流出することを防ぐため、斜面をコンクリートで覆うなどの補強や、雨水を処理する排水溝を整備しています。

盛土区間の補強

沿線の斜面の補強

実施している対策【ソフト対策】

・降雨による運転規制
安全を確保するため、降雨が一定の量に達した時に、列車の運行を見合わせます。
・計画運休の実施
台風などの悪天候等により大規模な運転規制が事前に想定される際は、駅間での列車の長時間停車や駅でのお客様の滞留などを防止し、事前の点検計画策定によりスムーズな運転再開につなげるため、あらかじめ運休を決定し早期にお知らせする「計画運休」に取り組んでいます。

踏切に関する対策

踏切遮断棒折れへの対策

実施している対策【ハード対策】

・「折れにくい遮断棒」の導入
復元性を高めた「折れにくい遮断棒」を導入するなど、遮断棒折れ発生の低減をめざした取り組みを行っています。

実施している対策【ソフト対策】

[列車運行への影響を最小とすることをめざした取り組み]
・係員の遮断棒折れ発生箇所への急行
遮断棒折れ発生時、踏切を通過する列車は安全確認のため徐行運転を行います。その際、遮断棒を復旧する専門の係員のみでなく、他にも最寄りの駅係員等が早期に現地に駆け付け、踏切の安全確保を行ったうえで徐行運転を解除する取り組みを行っています。
・遮断棒折れ発生時の徐行が必要かどうかの判断の適正化
遮断棒折れ発生時、踏切を通行される方が踏切へ進入するのを遮断するのに必要な長さが確保されていれば徐行運転を行わない判断を行っています。
遮断棒には必要な長さを示す箇所にテープを貼り、これにより列車乗務員や現地に駆け付けた係員が迅速に判断できるようにしています。
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鉄道事業
(安全の取り組み)