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安全研究所

ヒューマンファクターの視点から、
[いつでも][どこでも][だれでも]できる安全を、
私たちは追求します。

「安全研究所」は、当社が発生させた福知山線列車事故後、二度とこのような重大な事故を繰り返さないとの決意から2006年6月23日に設立されました。「いつでも」「どこでも」「だれでも」できる安全を、現場とともに追求する、真に現場に役立つ実効性のある研究・調査を、ヒューマンファクター(人的要因)の視点を中心として多角的に推進する組織です。

基本方針

「ヒューマンファクターはマネジメントの基本です。」「安全で高品質な鉄道サービスの提供のためには、ヒューマンファクターの見方・考え方を理解し、活用することが大切です。」それが安全研究所の考え方です。

私たちは、研究を進めていくにあたり鉄道が多くの人手を介して運営されていることから、「いつでも」「どこでも」「だれでも」という3つの言葉をキーワードとし、安全研究所の基本方針を策定しました。

安全研究所「基本方針」

私たちは、「いつでも」「どこでも」「だれでも」できる安全を追求します。

  • 1. 社内外との密接な連携を図り、ヒューマンファクター等の視点から安全を研究します。
  • 2. 現場から頼られるとともに、安全を最優先する企業風土の実現を目指します。
  • 3. 研究成果を有効活用するとともに社外にも公開し、広く社会に貢献します。

安全研究所が目指す方向性

「ヒューマンファクターの理解と活用」は、企業の健全な経営・運営のための基盤であると同時に、安全マネジメントの確立に必要な基盤でもあります。

安全研究所では、設立以来、ヒューマンファクターに関する研究・調査の他に、当社内にヒューマンファクターの見方・考え方を広める活動(以下、「ヒューマンファクター教育」という。)にも積極的に取り組んできました。

JR西日本グループ全体においてヒューマンファクターの理解と活用が進むよう、社内のニーズを踏まえて研究を進め、引き続きヒューマンファクター教育にも力を入れていきます。

また、ヒューマンファクターに関する研究成果の質的・量的な向上、研究成果の実装に向けた支援の双方に取り組み、「信頼され、頼られる専門家集団」を目指します。

①研究・コンサルティングの推進、ヒューマンファクター講義の展開

  • 企業内研究所として、社内のニーズの把握に努めます。これまで得られたノウハウを活かしながら、社内のニーズを反映させた3つの分野(「心理的安全性・チーミングによる安全性向上」「高齢化が業務遂行に及ぼす影響」「ヒューマンエラーやリスク行動の把握と対策」)を中心に、研究に取り組んでいきます。また、研究成果を社会に公表します。
  • 研究に加えて、社内から要請されたニーズや課題などについて短期間に専門家としての知見などを提供する、コンサルティング業務も推進していきます。
  • 「ヒューマンファクターはマネジメントの基本である」「安全で高品質な鉄道サービスの提供のためには、 ヒューマンファク ターの見方・考え方を理解し活用することが重要である」との観点に立ち、基本方針に則り、社外に対してヒューマンファクター講義を行っていきます。

②企業内研究所としての役割

  • 社内のニーズを踏まえた研究を推進し、研究成果の実装に向けた支援に取り組みます。
  • (公財)鉄道総合技術研究所や大学をはじめとする社外研究機関や鉄道他社等と交流し、緊密な連携をとりながら研究を行います。
  • 安全研究所の過去の研究業務資料のデータベース化を図るなど 、社内で活用します。
安全研究所の目指す方向性の図
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鉄道事業
(安全の取り組み)