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JR西日本

D&Iレポート

座談会

技術系の女性社員が語る
JR西日本で働く魅力

JR西日本グループでは
女性社員数が徐々に増加し、
リーダー・管理職に占める女性の割合も
着実に増えてきています。
そうした中で、車両、施設、電気など、
かつては圧倒的に男性社員の多かった
技術系の仕事においても、
次々と女性社員が成長し活躍しています。
そこで今回は働くエリアも系統も異なる、
技術職でキャリアを積んできた
女性社員5名に集まっていただき、
JR西日本ならではの技術系の仕事の
魅力について語り合ってもらいました。

  • T.Yさん

    2007年入社。近畿統括本部 姫路保線区にて係長として軌道工事関係の計画・設計・施工に関わる調整業務を担当。

  • N.Dさん

    2002年入社。長年の車両系現場での経験を経て、現在は本社 車両部検修課品質グループに在籍。

  • H.Iさん

    2015年入社。入社以来、建設系の部署で様々な大規模プロジェクトに携わり、現在は大阪工事事務所 建築技術課に在籍。

  • F.Sさん

    2013年入社。中国統括本部 広島建築区にて係長として山口、浜田エリアの設計、工事を管理。

  • Y.Gさん

    2013年入社。近畿統括本部 神戸信号通信技術センターにて企画グループの係長として職場マネジメントに関わる業務を担当。

※所属・役職は取材当時のものです

学生時代に学んでいたこと。
JR西日本を選んだ理由は何ですか?

H.I

私は入社以来、建設工事部や大阪工事事務所など建設系の部署を経験してきました。おおさか東線建設や三ノ宮駅ビルなど大規模プロジェクトに携わることが多く、現在は京都駅の新改札口・自由通路の増設のプロジェクトの設計調整や行政との補助金調整業務などもやっています。

大学で専攻したのは建築の構造系、鉄骨造で、地震が来ても倒壊しないようにする最適な設計について研究していました。就職先を構造系の仕事で探すと、一般的には構造設計を行う企業です。でも、そうすると建築の構造にしか関わることができなくて、建築の環境やその建物を使う人までは範囲が及びません。せっかく建築の仕事をやるのであれば幅広く関わることができる多くの人に届く仕事がしたいと思い、JR西日本を志望しました。

F.S

私は主に山口エリアを担当していまして、定期的な建物の修繕、小規模駅の建て替えや、最近ではES(従業員満足度)向上を目的とした職場の内装改良など、工事現場を幅広く見ています。

学生時代は「建築計画」という研究室で、ハード面よりも、主に建築のソフト面を研究していました。具体的には「エコミュージアム」という考え方で、地域全体を屋根のない博物館として捉え、文化や風景を守りながら観光と結び付けることができないだろうかと取り組んでいました。「地方のまちづくり」に興味がありましたので、JR西日本には鉄道分野があることから、点としてではなく線や面でまちづくりを考えることができ、地方から都市部まで一貫して関われるのではないかと思い志望しました。現在の仕事も、地方のまちづくりに少しでも貢献できているのではないかと思っています。

Y.G

私は今、神戸にある電気系の現場で企画担当をしています。職場の計画策定や目標達成に向けたお金や人員、働き方について実際にどう進めていくかを考え、必要な調整を行う役割です。所長の思いを現場でかたちにしていく実働部隊のような立場だと考えています。

工業高等専門学校(高専)の制御情報工学科で、主にパソコンプログラミングや、電気電子回路などの制御や、ロボット工学を学んでいました。電気系で就職先を探していたときにJR西日本で工務系の求人があることを知りました。電気と車両、どちらにしようかと迷っていた際に学校の採用担当の先生がJR西日本に問い合わせしてくれまして、対応してくださった方の印象がとても良かったことが、入社の決め手になりました。その方が偶然電気部門の方で、「こういう人が働いている会社なら、自分も働いてみたいな」と思い電気系統を志望しました。

N.D

私は入社してから十数年ずっと車両系の現場(車両所)にいたのですが、現在は本社車両部検修課の品質グループで仕事をしています。車両の修理・メンテナンスに関する規程の整備、コスト管理などをしておりまして、車両故障の一報が入ると対策に奔走しています。

私も高専卒業で、機械工学を専攻していました。機械の材料力学、構造、物理について、また旋盤加工や溶接などの工場実習もあって、ある意味いろいろな職種で通用する学科でした。就職先は工場系が多かった中で、JR西日本に惹かれた理由は「お客様に届ける仕事」であったこと。高専で5年間学んだことを活かすのであれば、お客様を喜ばせることに活かしたいと思いました。

T.Y
私は保線工事関連の仕事で設計を担当していますが、実は私は文学部出身なのです。事業規模の大きい企業を志望して就職活動をしていた際に、JR西日本のオープンセミナーに参加したことが知るきっかけでした。そのときは全ての系統の仕事について説明を受けました。説明を聞いていると理系出身ではない自分でも挑戦できるかもしれないと思うようになりました。説明動画の中で、ハンドタイタンパーという重い専用工具を使って線路の枕木の下にバラスト(砂利)を突き固めていく作業シーンがあったのですが、奇しくも「かっこいい!あの作業をやってみたい」と思ってしまいました。採用担当の方に、文系でもチャレンジできるか聞いてみると「もちろんです。入社してから勉強する機会もありますよ」と気さくにお答えいただいて、その言葉が後押しとなって技術系の仕事を選ぶことになりました。

入社してから感じたことは?
鉄道の技術系の仕事の知識はどのように身につけましたか?

F.S
規模の大きな会社ですので、意見が通りにくいとか、ルールが厳しいのではと考えていましたが杞憂でした。例えば、周囲の職場環境改善や工事業務に際しても、提案をすると周りがサポートしてくれますし、もっと新しい提案についても求められるので、自分の提案が活かせるところは良いなと思います。
H.I
私も思っていた以上に自分の意見が言える職場環境である印象です。
T.Y

私は文系ですが、保線工学については大学でもなかなか学ぶことができない分野ですので、入社後のスタートラインはみんな一緒。保線工学の読み慣れない記号も文学部出身の読解力で乗り越えることができましたし、間接部門で必要な規程管理においても文書作成力を発揮でき、大学での学びを活かすことができていると感じています。

私自身、ここ数年でハンドタイタンパーを扱う機会はありませんでしたが、過去に在籍した職場では新入社員への使用方法の紹介、指導を経験しました。

Y.G
電気系統でも文系出身の方が増えてきています。理系出身でも、これまで電気を専門としていなかった方も入社しています。私自身も鉄道信号の知識はありませんでしたが、一から学ぶ環境があり、技術者として成長する機会を沢山設けていただきました。
N.D

皆さん入社してから勉強を始めて、鉄道独自の技術を身につけていきますよね。入社直後と比べ年次を重ねるほどに習熟度があがるのも鉄道独自だと考えています。他社の方と話していたときに言われたのですが、JR西日本グループは会社として教育や研修に力を入れているようです。

車両系統だと新卒は採用形態にもよりますが4月からしっかり研修します。実習も経て、ようやく配属になります。契約社員や中途採用の場合でも1ヶ月間は訓練センターへ入ってから現場配属になります。

Y.G
電気系統は約半年かけて学ぶ研修があります。
ATS-P(自動列車停止装置)使用開始前の最終確認をしている様子(Y.Gさん)
T.Y
施設系統の中でも保線分野の社員は2ヶ月程度の研修がありますね。同じ施設系統でも建築分野の社員の方は、学校で建築を専攻された人が多い印象ですが、いかがですか?
F.S
建築は、建築専門で学んできた方がほとんどですが、大学で得た知識がそのまま活かせるというわけではないので、やはり会社独自の研修がしっかりあります。建築専門ではない方が入ってきても研修プログラムが充実しており、各職場や職場内のチームでOJTをしながら業務を進めていくので、大丈夫なのではないかと思います。
H.I
建築について学校で学んだことよりも、会社に入ってから勉強したことのほうが何倍も多いので、確かに仕事しながらでも身につけることができる気がします。また、全員ではないですが、技術力を身につけたり視野を広げたりすることを目的にグループ会社へ出向する人もいらっしゃいますね。
T.Y
建築では、入社されてから一級建築士の資格を取得されますよね。すごいと思っていました。お2人も取得されたのですか?
H.I・F.S
周りから応援されて、一級建築士の資格を取りました。
一同
すごい!
T.Y
保線では、公益財団法人鉄道総合技術研究所が実施・認定している「鉄道設計技士」を受験する人がいます。鉄道の土木・電気・車両設計における専門性と、実務経験を持つ技術者に与えられる国内唯一の登録資格です。課長クラスの方は受験している方が多いですが、若い方も受験されています。
敷地境界と建物の位置を計測している様子(H.Iさん)

女性社員が活躍する技術系の職場の雰囲気は?
夜間勤務への対応は?

N.D
入社してすぐに配属されたのは兵庫県の網干にある車両所で、社員数が多く当時は数百人が働いていました。過去に女性社員が所属していたことはあったのですが、入社してすぐに網干に配属された女性社員は初めてだったようで、むしろ周囲が戸惑う感じで慣れてもらうことから始まった気がします。ただ、最近は車両系統でも若手の女性社員が増えてきましたし、係長も増えてきたと感じます。現場では、夜間勤務や泊まり勤務をする場合もあるので、お手洗いや宿泊施設など女性用の設備も必要になってくるのですが、お手洗いなどは男性と共用していた時代もありましたけれど、女性用設備がだんだんと整ってきています、最近では女性用の設備に関して困ることは少なくなってきました。
F.S

建築系はもともと割合、女性が多い職場なのです。女性用設備が整っているのであまり困ったことはありません。

でも電気や保線系の職場はこれからという感じなのでしょうか。女性社員を受け入れるためのES工事(従業員満足度向上を目的とした工事)として女性用施設の増設・改良依頼が増えてきています。建築系は夜間勤務が常にある勤務体系ではないのと、夜間勤務する場合でも仮眠をとってから仕事に就くケースが多いので、男性も含めて宿泊設備そのものが少ないです。私は安全パトロールとして3ヶ月に1回程度、夜間勤務があります。夜間勤務については、皆さんいかがですか?

品質目標達成表彰を記念して集合写真(N.Dさん 三列目右端)
Y.G
私は現場ではありますが、比較的デスクワーク中心の企画を担当しているので夜間勤務は少ないほうです。2〜3ヶ月に1回程度、人手が足りないときに助勤するくらいです。
H.I
私も現在、間接部門にいるので夜間勤務や泊まり勤務は基本的にありません。ただ、現業部署では重要な工事の時や旅客通路等の切換えの日に夜間勤務があって、時期やプロジェクトにもよりますが2〜3ヶ月に1回程度です。ただ大阪工事事務所の現業部署は、プロジェクトに応じて事務所が整備されることが多く女性の泊まる場所は準備してくれています。
T.Y
保線の場合は、昼間に線路に入れない線区だとどうしても夜間作業が多くなります。以前、列車本数が多い線区を管轄する保線区にいたときは、昼間は列車間隔が短く線路に立ち入って作業等を行うことができないので1ヶ月に4〜5回は夜間勤務をしていました。現在在籍している部署で私の担当業務では1ヶ月に1〜2回。夜間勤務がない月もあります。担当する業務によっては4〜5回となる社員もいます。
踏切舗装整備の現場調査をしている様子(T.Yさん)

柔軟に働くことはできていますか?

N.D

私は間接部門にいてフレックス制で働いているのですが、同じ働き方をされている方の中にはかなり遠方から通っているケースがあります。基本は在宅勤務で、必要に応じて新幹線で出社するという方もいて、柔軟な働き方が選べるようになってきているのではないかと思います。

車両所で働いている方の中には子育て期の方もたくさんいて、在宅勤務やフレックス制をうまく利用しているなと感じます。

Y.G
私のいるグループはお子さんがいる方もいて、朝早く来て夕方16時17時には帰るというような時間をずらして働くフレックス制や、1週間の内4日の勤務時間を増やして1日休みにする選択的週休3日制度などの制度をうまく利用して働いています。
F.S
私もまさに子育て期です。双子の子どもがおりまして保育園の年中です。夫が単身赴任中なので、送り迎えを私がしています。復職した時からフルタイムで働いているので、基本的に朝は保育園へ子どもを送って8時半ごろには出勤し、17時45分の定時に退勤しています。現在の業務では山口エリアに出張をすることも多いですが、岡山建築区で勤務していた時は内勤の業務が多かったです。建築区でも幅広い業務があるので、家庭の状況に応じた働き方の選択肢があります。
一同
双子の子育てと両立されているのですね。すごい!
F.S
在宅勤務用のパソコンも1台持って帰っているので、在宅勤務日にフレックス制度を利用して子どもの保育参観に参加したり、急な対応が必要になったときも出社せず対応したりしています。会議や打合せはwebで開催することが多いので、周りを見ても、子育てしている・していないにかかわらず、仕事やご家族の状況に合わせて、皆さんが在宅勤務やフレックス制を上手に使っているイメージがありますね。
こ線橋屋根改良工事の安全パトロールをしている様子(F.Sさん)

これからの夢を教えてください。

T.Y
私は去年まで近畿統括本部の施設部におりまして、最後の1年間は企画のグループにいました。当時は早く現場に戻りたいと思っていたのですが、いざ現場に戻ってきてみるとやり残したことがあったと感じています。現場にいるからこそ気づけることもあります。再び間接部門で基準をつくったり、現場に対する指導を検討したり、保線全体として取り組むことができたらいいなと思っています。
N.D
現在、間接部門の仕事が久しぶりですが、やはり支所の中で責任をもって車両をメンテナンスすることが大切だと考えています。これまでの経験で身につけた力を活かし、例えトラブルがあっても対応でき、意見や提案をきちんと言えるようになりたいと思っています。
Y.G
係長登用を機に今の現場の企画担当となりました。企画業務は初めて担当するため、新しく覚えることばかりで、日々勉強しながら取り組んでいます。企画業務には、センター全員の向く方向を一つにする、所長の考える方向を示していく重要な役割があると感じています。今後は、もっと皆さんに伝わる伝え方を追求し、センター全員のモチベーションを上げることができるよう頑張っていきたいと思います。
F.S
建築を軸に、もう少し業務の幅を広げてみたいと思っています。以前は電気工事や機械工事と工事によって担当が縦割りだったのですが、最近は建築が電気工事や機械工事を一緒に行う工事も増えてきていまして、建築以外の知識を広げることで業務の効率化ができたらいいなと思っています。また、間接部門など他の職場にも挑戦していけたらと考えています。
H.I

これまで様々な建設プロジェクトに携わってきたので、プロジェクトの初期段階からつくり上げることに挑戦してみたいです。プロジェクトに携わる中で、力及ばずこれでよかったのだろうかと思ったことがたくさんありました。それらの思いをしっかり見つめ直し、社内に限らずいろいろ経験をしてみて、もっと視野を広げながら、駅や駅周辺の新しいあり方を捉えた価値の高いプロジェクトを生み出すことができたらいいと思います。

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