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トップコミットメント

JR西日本グループの「めざす未来」へ 西日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長 来島 達夫

変わらぬ決意−福知山線列車事故のような事故を二度と発生させない

 2017年4月、当社は会社発足30周年を迎えることができました。これは、ひとえにお客様、地域の皆様、株主様をはじめ関係の方々のご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。
 この30年の間には、心に刻むべき事故や事象を発生させました。とりわけ、2005年に福知山線列車事故という非常に重大な事故を惹き起こしたという事実、ならびに事故発生のリスクを予見して事故を防ぐ対策を講じることができていなかったことについて、その責任の重さを痛切に感じています。私たちは、お客様のかけがえのない尊いお命を奪いました。ご遺族様のお悲しみや、お怪我をされた方々のお苦しみは、今もなお続いておられます。改めて、お詫び申し上げますとともに、これからもご被害者の皆様に真摯に向きあっていきます。そして、引き続き、「経営の3本柱」である「被害に遭われた方々に誠心誠意と受け止めていただけるような取り組み」「安全性向上に向けた取り組み」「変革の推進」を経営の最重要課題としてグループ全体で取り組んでいきます。

代表取締役社長兼執行役員 来島 達夫

 福知山線列車事故のような事故を二度と発生させない。このことは私たちの責務であり、変わらぬ決意です。事故を機に制定した「企業理念」「安全憲章」のもと、「お客様のかけがえのない尊いお命をお預かりしている」という職責の重さを心に刻み続け、安全性のさらなる向上に不断の努力を積み重ねていきます。

また、そう遠くない将来、社員の半数が事故後に入社した社員となります。事故を決して風化させず、将来にわたり安全最優先の企業であり続けるために、事故の事実や重大性、命の大切さ、加えて事故後の安全対策や企業風土の変革などさまざまな取り組みの背景についても、次の世代へしっかりと継承していきます。

経営環境の変化や社会課題への対応

 私たちを取り巻く経営環境が変化するスピードは増すとともに、企業にその解決が期待される社会課題は複雑化、多様化しています。

 足元では、人口減少と高齢化が同時に進行し、お客様や労働力が減少する社会が現実のものとなってきています。一方で、人工知能(AI)やロボットなどの実用化も進んでいます。このような状況の変化を踏まえ、将来においてもお客様にご支持いただける鉄道を目指して、安全やサービスの品質を磨くとともに、最新技術の活用や技術開発による鉄道オペレーションのシステムチェンジにも取り組んでいきます。

 また、当社グループにおいても、高齢の方や障がいをお持ちの方、訪日観光の方をはじめ、さまざまなお客様にご利用いただいています。これまで以上に機能的で、心理的なご負担なく、より安心して心地よくご利用いただける環境づくりをハード・ソフト両面から進め、誰もが生き生きと過ごし暮らすことのできる社会づくりに貢献していきます。

 地球温暖化や気候変動、資源の枯渇といった地球環境問題への対処も求められています。鉄道の環境優位性は、地球環境を保全し、次の世代へ引き継いでいくために、大きな力になると考えています。省エネルギー・省資源な鉄道を追求することと、他の交通機関と比べて環境負荷が少ない鉄道のご利用を促進することにより、交通機関全体におけるCO2の削減に貢献していきます。また昨今、短時間豪雨の発生回数は増加傾向にあり、雨の降り方が局所化かつ激甚化してきています。豪雨災害への備えを着実に推進し、さらなる安全・安定輸送の確保を図っていきます。

 鉄道を基幹事業とする私たちは、地域と離れて存在することはできません。地域との共生は私たちの未来を切り拓く重要なテーマです。地域の皆様と密接に関わりながら、豊かな暮らしの創造や地域の活性化に力を尽くしていきます。また、地域ニーズに合致した最適な交通体系の構築に向けて、地域の皆様と誠実に対話し、地域の声に耳を傾け、共に考えていくことが必要だと考えています。

 ダイバーシティや働き方改革、健康経営についても、取り組みをさらに進めていきます。社員一人ひとりが、限られた時間内で仕事での成果を出すとともに、生み出した時間で家族や友人と過ごしたり、地域人材として活躍したりすることが新たな仕事の成果につながるなど、仕事と私生活の双方の価値が高まる形で、ワーク・ライフ・バランスを高め、より充実した素晴らしい人生を送ってもらいたいと願っています。

 西日本地域の皆様のお役に立ち、地域の皆様から頼りにしていただける存在となれるよう、グループをあげて、事業活動全般の基盤となるコーポレート・ガバナンスの強化を図りながら、経営環境の変化や社会課題に立ち向かっていきます。

継続と進化により「めざす未来」へ

 これからもJR西日本グループは、安全を最優先に、鉄道を社会基盤として持続的に運営するという「私たちの使命」を果たすとともに、安全で豊かな社会づくりに貢献していきます。また、「地域共生企業」として、地域の皆様との交流と連携を深め、グループ一体でエリアに即した事業を展開することにより、鉄道の品質を高めるとともに非鉄道事業の拡大と新たな事業創造を促進して、地域活性化に貢献することを目指します。

このような「ありたい姿〜めざす未来〜」の実現に向かって、社員一人ひとりが納得感を持って考動し(自分ゴト化)、一人ひとりの力をJR西日本グループの力として結集していきます(みんなゴト化)。そして、これまで築きあげてきた経営基盤をしっかりと「継続」しつつ、変化に対応して取り組みを大胆に「進化」させながら、着実に歩みを進めていきます。

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