那智駅舎
かつては那智観光の玄関駅。
社寺風建築で風格のある駅舎。
那智駅は、熊野那智大社や青岸渡寺の最寄り駅のため、かつては一部の特急や急行が停車する那智観光の玄関駅で、2代目駅舎となる当駅舎は熊野那智大社を模して建設されました。1920年代〜1930年代は神社や寺院を模した意匠の駅舎の建築が各地で流行し、当駅舎もその一つと考えられます。木造平屋建で屋根は瓦葺き、破風には懸魚を備えており、朱塗りの外観が社寺風建築であることを印象付けます。
沿革・歴史
那智駅は、新宮鉄道が1912(大正1)年12月に勝浦(現在の紀伊勝浦)-三輪崎間を開業した際に設置。その後、同鉄道は1934(昭和9)年に国有化され「紀勢中線」となりました。当駅舎は2代目の駅舎として建設され、「建物財産票」から1936(昭和11)年の12月竣工と判断できます。ホームの上屋およびトイレは、同じく「建物財産票」から1934(昭和9)年10月に設置されたことが分かります。
備考
基本情報
- 種別
- 駅舎
- 所在箇所
- 紀勢本線
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜ノ宮
那智駅 - 設置等年月日
- 【本屋】1936(昭和11)年12月
【ホーム上屋及びトイレ】1934(昭和9)年10月 - 製造会社、箇所等
- 文化財、遺産等登録
- 「近畿の駅百選」第2回認定駅


