DD54形ディーゼル機関車33号
御召列車や特急「出雲」などの牽引も任された
ディーゼル機関車。
DD54形ディーゼル機関車33号は、活躍期間こそ短かったものの、普通列車以外に御召列車や特急「出雲」などの牽引も任され、山陰線や福知山線の無煙化に貢献したディーゼル機関車です。
当車両のディーゼル機関は旧西ドイツのマイバッハ社製、変速機は同国のメキドロ社製を採用。特に変速機にはメキドロ式液体変速機という当時「芸術品」と称されたほど複雑かつ繊細な機械で、技術者たちの整備や修理の苦労は絶えなかったそうです。当車両は40両製作されたうち現存する唯一のものとなっています。
沿革・歴史
DD54形は、1962(昭和37)年に製造された新三菱重工業の試作機DD91形が原形となっています。昭和30年代、民間車両メーカー各社は国鉄の動力近代化を見据え、また製造技術習得も兼ね、競ってディーゼル機関車を試作。その実用性の確認を国鉄に依頼していました。
国鉄はDD91形を山陰本線京都-福知山間で試用したところ、良好な成績だったため、亜幹線用としてDD54形液体式ディーゼル機関車の製造を開始。同時期には幹線用DD51形と入換用や小運転用のDD13形も量産され始め、DD54形は、亜幹線用機関車としてその中間に位置付けられました。当車両は、1984(昭和59)年3月15日廃車後、同年3月25日に当時の交通科学館に保存され、その後2016年の京都鉄道博物館開館に合わせて移設。現在は同館にて保存・展示されています。
備考
基本情報
- 種別
- 車両
- 所在箇所
- 京都市下京区観喜寺町
京都鉄道博物館 - 設置等年月日
- 【製造】1971(昭和46)年
- 製造会社、箇所等
- 三菱重工業
- 文化財、遺産等登録


