122形新幹線電車5003号
新幹線のイメージアップに大きく貢献した
100系新幹線電車の東京側先頭車。
国鉄時代に登場した100系新幹線電車は、新幹線車両で初めてとなる2階建の車両の採用や普通車座席への簡易リクライニング導入、情報がスクロールする車内案内装置の設置など乗客へのサービス改善が図られ、シャープな印象の外観デザインもあわせて新幹線のイメージアップに大きく貢献しました。
当事物は、100系新幹線電車の東京側先頭車で、JR西日本が「グランドひかり」用として新たに設計し「100N系」とも呼ばれた形式です。「100N系」は最高速度230km/hで運転されましたが、 1990(平成2)年2月10日の高速試験では、100N系V1編成によって当時の営業用車両の国内最高速度277km/hを記録し、その成果は後の新幹線車両の開発に活かされました。
沿革・歴史
0系の誕生から20年余を経てモデルチェンジした100系は、車体の軽量化と客室を中心としたサービスを改善。1985(昭和60)年10月から、東京-博多間で運転が開始されました。国鉄の分割民営化後もJR東海とJR西日本によって増備を継続。当事物はグランドひかりの先頭車として1989年に製造され、当初は122形3003号と呼ばれていました。
2002(平成14)年に山陽新幹線のこだま用としてパンタグラフの取り付け、2&2シート化、フレッシュグリーン塗色への変更が施され、形式が122形5003号に変更されました。現在は、京都鉄道博物館で保存・展示されています。
備考
現在は、当初の塗色であるオイスターホワイト(パールホワイト)にディープブルーのラインに戻されています。
基本情報
- 種別
- 車両
- 所在箇所
- 京都市下京区観喜寺町
京都鉄道博物館 - 設置等年月日
- 【製造】1989(平成元)年
【改造】2002(平成14)年 - 製造会社、箇所等
- 【製造】日立製作所
- 文化財、遺産等登録


