大田市駅跨線橋
鉄道作業局時代の標準設計により製作された
現存する中で最古級の乗換跨線橋。
大田市駅跨線橋は、現存する中で最古級の乗換跨線橋(のりかえこせんきょう)です。
鉄道作業局時代の標準設計(跨線橋定規)により製作され、官設鉄道の東海道線や信越線などに設置され、その一つが移設されたものと推定されています。
橋部が窓下までの背の低いダブルワーレントラス構造や、橋と階段室を支える合計12本の鋳鉄柱が特徴。階段部の拡幅改造は行われているものの、原型の構造はよく保存されていて、この形のものとしてはおそらく全国唯一の現存例としてその価値を誇ります。
沿革・歴史
石見大田(昭和46年に大田市に改称)駅の開業は1915(大正4)年7月11日。1890(明治23)年製の乗換跨線橋は他駅から移設転用され、1957(昭和32)年に階段部の拡幅改造が行われています。
備考
2・3番線ホームの階段入口2番線側の鋳鉄柱には「I.G.R. MAKERS KOBE 1890」の文字を浮かび上がらせた陽刻が施されています。階段部の拡幅改造が行われた際、階段入口外側の鋳鉄柱2本が階段幅に合わせて移設され、階段入口上部の鋳鉄はり(雨樋)が失われました。駅跨線橋はイギリス系の鉄道文化と考えられていますが、近年、鉄道各社による設置数は急速に減少しています。
基本情報
- 種別
- 跨線橋
- 所在箇所
- 山陰本線
島根県大田市大田町大田イ664-1番地
大田市駅 - 設置等年月日
- 製造会社、箇所等
- 鉄道作業局神戸工場
- 文化財、遺産等登録


