奈良線はこれまで1期複線化(京都〜JR藤森、宇治〜新田間)や新駅設置などの輸送改善により着実にご利用が増加してきましたが、単線区間の介在による定時性の確保などの課題も残されています。
2期複線化事業では、沿線自治体のご協力を得ながら、「JR藤森〜宇治」、「新田〜城陽」、「山城多賀〜玉水」の計14.0キロメートルの複線化を行います。今回の複線化で、ご利用者の多い「京都〜城陽」間は全て複線となり、奈良線の更なる利便性向上、安全・安定輸送を実現できるものと考えています。
また、複線化事業にあわせて、駅ホームの安全性向上などを目的とした京都駅と六地蔵駅の駅改良や玉水駅の橋上化、山城多賀駅のバリアフリー化、踏切保安度向上のための3次元レーザーレーダ式障害物検知装置、踏切警報時間制御装置(通称:賢い踏切)の整備など、線区全体で安全性を高める取り組みを行っています。複線化事業は、2023年春の開業を予定しています。
奈良線輸送改善に合わせて、建築部門では駅の改良工事を主に行っています。橋上駅舎化(玉水駅など)やバリアフリー化(木幡駅、桃山駅など)といった駅舎本体の工事から、ホーム屋根の増築工事まで、安全第一で取り組んでいます。ご利用いただく全ての方にとって、駅がより一層快適な存在となるように関係部署一丸となって工事を進めていきます。
計画段階環境配慮書
環境影響評価方法書
環境影響評価準備書
環境影響評価書(2015年11月)
環境影響評価書(2016年3月)
本編
このたび弊社は、環境影響評価書を作成しました。
環境アセスメントの結果を事業内容に反映させることにより、環境の保全に配慮しながら工事を進めてまいります。
安全最優先で工事を進められるよう工事所員一丸となって邁進していきます。
奈良線第2期複線化事業は、安全・安定輸送や安全性の向上を実現することで、お客様により一層ご利用しやすい鉄道となることを目指しています。狭隘で延長が長く、日々現場が変化していく難しい施工環境の中、安全最優先で工事を進められるよう工事所員一丸となって邁進していきます。