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JR西日本

SDGs活動の推進
〜社会教育施設としての使命を果たす〜

京都鉄道博物館
(交通文化振興財団)

身近な鉄道を通じたSDGsの学びの場に

 京都鉄道博物館では、 2016年の開業時から「地域と歩む鉄道文化拠点」というコンセプトのもと、さまざまなイベントや企画展などを通して、地域との共生、地域の活性化への貢献に取り組んでいます。

 2021年からは、SDGsが学校教育に採り入れられていることや、このような教育活動を支援する企業があることをふまえ、 『京都鉄道博物館で学ぼう!SDGs!』を立ち上げ、その取り組みの1つとして独自のSDGs学習プログラムの開発を開始しました。

 プログラム開発にあたっては、近隣の学校様へ伺い、学校でのSDGsの取り組み状況を確認することから始めました。ここで得られた内容を参考にしながら、社会教育施設としての博物館の使命を果たすため、プログラムは、京都鉄道博物館ならではの鉄道に係る展示を活用したものとし、また、各学校の取り組み状況や滞在時間などを考慮したコースを設定することとしました。

 6月と12月には実際に近隣の学校の皆さまにお越しいただき、このプログラムを試行実施しました。SDGsの視点で展示を観察することで、鉄道と社会的課題の解決とのつながりに気づいた生徒も多く、SDGsの理解へ少しでも貢献できたのではと感じました。

さまざまな方の意見を取り入れながら試行錯誤

 SDGs学習プログラムは、博物館のスタッフに対してもSDGsの教育の機会として何度も試行し、試行後にスタッフからの意見を反映するなど、館全体の取り組みとして進めることで、スタッフの意識も高まりました。

 また、近隣の小・中学校の先生方にも、学習プログラム(授業)として受けるのにふさわしい内容か、子どもの視点で理解力に応じた内容になっているかなどのアドバイスをいただくなど、さまざまな方からの意見を採り入れながら約1年かけて精度を高めていきました。

 このSDGs学習プログラムの運用開始は2022年4月としていますが、スムーズな進行と軌道に乗せることが大事だと考えています。そのためにも、現在は、試行実施をさせていただいた近隣の小・中学校の皆さまにアンケートをお願いして改善を図ったり、対応方法のシミュレーションなどを継続して行っています。

持続可能な博物館へ

 SDGs学習プログラムを実施することで、鉄道に関する知識を高めるとともに、身の回りの物事をSDGsの視点で見る力を養い、一人ひとりが持続可能な社会の実現に取り組むための土壌を整えることができると考えています。

 今後も、他機関や他団体などと連携してこのような取り組みを行うことで、広くSDGsについて「知る」「学ぶ」場を提供する社会教育施設としての充実を図るとともに、持続可能な博物館にしていきたいと思います。

・京都鉄道博物館
https://www.kyotorailwaymuseum.jp/

・京都鉄道博物館で学ぼう!SDGs!
https://www.kyotorailwaymuseum.jp/sdgs/

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