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事故などの発生状況

2023年12月5日(火)、2時23分頃、山陽本線 里庄駅〜笠岡駅間の踏切付近において、列車見張りの業務に従事していた協力会社社員1名が貨物列車と接触し、搬送先の病院で亡くなられました。
実態把握に基づいた安全対策を着実に実行してまいります。

2023年8月30日(水)、3時02分頃、北陸本線近江塩津駅構内において、架線設備の点検作業中にグループ会社の社員1名が感電し、約5mの高さから墜落、搬送先の病院で亡くなられました。
実態把握に基づいた安全対策を着実に実行してまいります。

鉄道運転事故

2024年度は、鉄道運転事故の発生件数は38件(速報値)となりました。福知山線列車事故の反省と教訓に基づき、今後も鉄道の安全性向上に向けて不断の努力を積み重ねてまいります。

鉄道運転事故件数のグラフ
鉄道運転事故・・・省令に定められた列車衝突事故等の事故
鉄道運転事故・・・「省令に定められた以下に該当する事故」
列車事故 列車衝突事故、列車脱線事故および列車火災事故
踏切障害事故 踏切道において、列車または車両が道路を通行する人または車両などと衝突し、または接触した事故
鉄道人身障害事故 列車または車両の運転により、人の死傷を生じた事故
鉄道物損事故 列車または車両の運転により、500万円以上の物損を生じた事故

輸送障害

輸送障害とは列車に運休または30分以上の遅延が生じたもので、2024年度の発生件数は1536件(速報値)となりました。設備の故障や取扱い誤りなど当社に起因する部内原因では車両や信号通信設備の故障が、部外原因では線路内支障(動物との接触など)や踏切支障、異音等安全確認が、災害原因では雨・風などによる運転規制が多くを占めました。今後も安全・安定輸送に向けて対策を講じていきます。

輸送障害件数のグラフ
◆JR京都線 茨城駅における信号の取扱い誤り 【部内原因】◆南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う運転取り止め等 【災害原因】

安全報告

安全報告として、事故に至らないかつ重大でない社員等の取扱い誤り等を集約しており、2024年度の報告件数は約13,800件、そのうち部内要因(人的要素)に関する報告は約2,900件で内訳は以下の通りです。重大事故を未然に防ぐために、より多くの安全に関する情報を収集し安全対策に活用しています。

安全報告内訳のグラフ

インシデント

インシデントとは鉄道運転事故が発生するおそれがあると認められる事態のことで、2024年度は1件発生しました。

発生日 発生箇所 発生事象 概況 対策
2024年12月13日(金曜日) 吹田総合車両所構内 レール運搬用の車両の台車にき裂 定期検査に伴う台車の探傷検査において、き裂を確認しました
  • ・同形式の車両の目視検査を緊急に実施
  • ・定期検査時の台車の探傷検査の範囲を拡大

行政指導等

2024年度は行政指導を受けませんでした。

死亡にいたる労働災害発生件数の推移

死亡にいたる労働災害発生件数の推移のグラフ

労働災害発生率の推移

  2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
度数率(災害発生の頻度) 0.945 0.746 1.008 0.787 0.773 0.705 1.216
強度率(災害の重さの程度) 0.007 0.008 0.005 0.008 0.009 0.009 0.012

※度数率 100万延労働時間当たりの労働災害による死傷者をもって災害の頻度を表した指標

※強度率 100万延労働時間当たりの労働損失日数をもって災害の重篤度を表した指標

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鉄道事業
(安全の取り組み)