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組織全体で安全を確保する仕組みの充実

「安全を維持する鉄道システム」の機能を向上させるため、安全マネジメントシステムやリスクアセスメント等、「経営層」「間接部門、現場管理者」「現場第一線の社員」による組織全体で安全を確保する仕組みを構築するとともに、時間の経過による劣化を防ぎ、有効に機能させるための継続的な改善を図っています。

リスクアセスメントの質の向上

重大な事故および労働災害の未然防止に向け、社員からの報告等を通じてリスクを抽出、評価し、効果的な対策の実施と継続的なリスク管理によりリスクを抑え込む「リスクアセスメント」に、現業機関、統括本部および支社、本社が連携して取り組んでいます。

リスクアセスメント

安全マネジメント統合システム(ISSM)の活用

リスク情報を検索し閲覧等が可能なデータベースである「安全マネジメント統合システム(ISSM)」を運用しており、社内すべての箇所で閲覧できる環境としています。グループ会社も利用できるようにしており、発生事象の共有等に活用しています。

安全マネジメント統合システム(ISSM)の活用

「分析・対策策定の手引き」の活用

他山の石等から学び、重大事象の未然防止につなげるため、背後要因を深掘りするための検討ツールである「分析・対策策定の手引き」を活用し、効果的なリスク抽出・低減策の策定につなげています。

「分析・対策策定の手引き」

心理的に安全なチームづくり

「JR西日本グループ鉄道安全考動計画2027」において、より安全・安心な鉄道を築き上げるために、「心理的に安全なチーム」づくりに取り組んでいます。率直な意見やアイデアを出したり、エラーを報告したりしても、恥をかいたり、無視されたり、非難されたりする心配がないという感覚を全員で共有できている状態をめざし、情報を共有し、挑戦を促し、失敗から学ぶことで安全性向上を図ります。

具体的には経営層はじめ管理職を対象に、社内外の講師による研修を昨年度に引き続き繰り返し行うことで、「心理的に安全なチーム」づくりへの理解と実践に努めています。さらには、各職場で先進的に取り組むキーパーソンを養成し、蓄積された好事例を他職場に水平展開することで、全社的な取り組みの活性化を図っています。加えて、「JR西日本グループ鉄道安全シンポジウム」で他社の優れた取り組みを学ぶとともに好事例を共有することでJR西日本グループ各社への展開も図っています。

キーパーソン研修

キーパーソン研修

現場起点の考動による課題解決への挑戦

いかなる状況に遭遇しても、お客様を目的地まで安全にご案内するためには、「現場起点の考動」が欠かせません。

私たちは、系統や組織をこえて発生した課題を共有し、「鉄道のプロ集団」として相互理解と敬意・共感を大切にしながら、一人ひとりが仲間とともに能動的にかつ連携して課題解決に向けて取り組んでいます。

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鉄道事業
(安全の取り組み)