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踏切・ホーム・車両の安全対策

踏切・ホーム・車両の安全対策の図
踏切の安全対策 車両の安全対策 ホームの安全対策

▼踏切の安全対策      ▼車両の安全対策      ▼ホームの安全対策

踏切の安全対策

踏切障害事故のさらなる削減に向けて、立体交差化や踏切統廃合などによる抜本対策のほか、さまざまな踏切の安全対策を講じています。また、啓発活動により踏切のルールやマナーを知っていただき、守っていただくことで踏切事故の未然防止に努めています。

【踏切の安全設備】

【1】全方位型警報灯

360度全ての方向から確認できる警報灯の設置を進めています。

【2】踏切非常ボタン

踏切内で車や人が立ち往生している場合などの緊急時には、通行者にボタンを押していただくことにより運転士に異常を知らせます。

【3】障害物検知装置

踏切内に取り残された自動車などの障害物を検知し、運転士に異常を知らせます。従来の光電式に加え、より検知しやすい「3次元レーザーレーダー式」の設置も進めています。

【事故防止啓発(ソフト対策)】

メディアを活用した啓発

踏切を安全に通行していただくためにテレビCMや、WESTビジョン(電子広告)などを通じてルールを守る大切さを呼びかけています。

踏切安全教室

現地啓発のほか、ご高齢の方々の福祉施設や学校、幼稚園などに伺い、踏切横断時のマナーやルールなど、安全教育を行っています。

【特殊信号発光機の機能向上等】

踏切における緊急時に、運転士に異常を知らせる特殊信号発光機について、機能向上等に取り組んでいます。

特殊信号発光機の視認性向上

特殊信号発光機に対する運転士からの視認性を向上するために、設置位置の見直しや増設、大型化を進めています。

音声対策

運転士の特殊信号発光機の停止表示に対する気付きを支援するために、列車無線装置を介して、運転士に特殊信号発光機が動作していることを音声で知らせる装置の導入を進めています。

特殊信号発光機検知支援システムの試験導入

列車の先頭に設置したカメラ映像から特殊信号発光機の動作を識別して検知し、運転士に音声で知らせるシステムを開発しました。

2020年1月から岡山支社管内の一部線区、一部営業列車において試行導入しており、成果を見ながら、今後の展開を検討していきます。

車両の安全対策

さらなる安全性向上に向け、車体の強度向上や新たなシステムの導入を行っているほか、客室設備についても安全に配慮した形状や装置を採用しています。また、新製車両だけでなく既存車両においても、リニューアルなどに併せて安全性向上に向けた工事を順次実施しています。

【客室内の安全対策】

【1】車内非常ボタン

緊急時にSOSボタンを押すと乗務員に異常を知らせることができます。

【2】吊手、スタンションポール

2010年に投入した521系2次車両および225系車両以降、吊手を捕まりやすい形状とし、目立ちやすいオレンジ色を採用しました。また、2016年に投入した323系車両からは、荷棚と袖仕切りを接続する形で、スタンションポールを採用しています。

【3】ロングシート端部袖仕切りの大型化

事故発生時の被害軽減に有効であるとの見解が得られたことから、2010年に投入した521系2次車両から採用しています。

【4】戸挟み検知装置

従来の戸挟み対策に加え、ドアに傘などが挟まれ引き抜こうとした際、先端部の圧力変動を検知し、音声警報および表示灯により運転士に異常を知らせる機能を、2015年に投入した227系車両から搭載しています。

【車両構造・システムなどによる安全対策】

先頭車間転落防止ホロ

先頭車両同士を連結した箇所において、ホームからの転落を防ぐためのホロを設置しています。

ドア誤扱い防止装置

車両に設置しているセンサーでホームを検知することにより、ホーム側のドアのみを開閉可能とするシステムです。

車両挙動検知装置

脱線などの異常を検知した際には自動的に緊急停止を行い、近隣の列車を止める列車防護を行います。

2014年から投入した521系3次車両から搭載しており、既存車両への整備も含め順次拡大しています。

車両状態監視装置

電車が装置の設置された区間を通過することで、パンタグラフや車輪の状態を自動で測定・記録できるシステムです。人による作業を装置による検査へ置き換えることで、高所作業や車両床下狭小部での作業が減少し、作業の安全性が向上します。

また、測定頻度が高まることで、車両不具合の未然防止や乗り心地の改善といった効果も期待できます。

今後は、設置箇所を順次拡大していくとともに、得られたデータを蓄積することで、さらなる安全性の向上を目指します。

装置外観/装置導入前⇒装置導入後

ホームの安全対策

お客様に安心して駅をご利用いただくために、ハード・ソフト両面からホームの安全性向上に取り組んでいます。

【ホームの安全設備】

ホーム柵

可動式ホーム柵(在来線7駅、新幹線7駅に設置)/昇降式ホーム柵(在来線5駅に設置)

当社では、扉式の「可動式ホーム柵」と、異なる扉枚数の列車に対応できる、ロープ式の「昇降式ホーム柵」を整備しており、2019年度は5駅に設置しました。

内方線付き点状ブロック

ホームの内側に線状突起を設けて、ホームの安全側を知らせる点字ブロックです。

  • 在来線
    乗降1万人以上の駅:199/199駅で整備済
    乗降3千人以上1万人未満の駅:120/183駅で整備済
  • 新幹線
    21/23駅で整備済

遠隔セキュリティカメラの導入

近年、全国的に「ホームにおける鉄道人身障害事故」は増加傾向にあり、当社でもホームの安全を重要なテーマと位置づけ、事故の低減に取り組んできました。

その中で、「遠隔セキュリティカメラ」を導入し、ホームにおけるお客様の歩行の乱れや長時間の座り込み、線路内への立ち入りなど通常と異なる動きを自動的に検知し、駅係員などに知らせることによりお客様を保護する取り組みを進め、JR京都・神戸線の京都駅、尼崎駅、三ノ宮駅、西明石駅、および大阪環状線・大和路線の天王寺駅、新今宮駅、大阪環状線の鶴橋駅で運用しています。

ホーム非常ボタン

お客様がホームから転落された場合などの緊急時に備え、乗務員や駅係員に異常を知らせることができる「ホーム非常ボタン」を設置しています。

ホームベンチ設置方向の工夫

取り組み前⇒取り組み後

ホームにおける鉄道人身障害事故の原因の6割はお酒を飲まれたお客様(酔客)によるもので、安全研究所で分析した結果、酔客の行動特性として、線路に向ってまっすぐ歩き出し、そのまま転落するケースが多いことが分かりました。

そこで、ホームベンチを線路に対して垂直に設置する対策を進めており、421駅で整備しています。

【駅係員の取り組み】

お声かけ・見守り

配慮が必要なお客様に対して、改札やホームなどでのお声かけ、見守りを実施しています。また、「見守りの目」を増やす取り組みとして、駅構内で業務に従事するグループ会社社員を対象に「お声かけ」「ホーム非常ボタンの取り扱い」についての教育を実施しています。

配慮が必要なお客様への介助

介助を希望されるお客様に対し、安全に列車へ乗車していただくよう、お手伝いを行っています。お客様が乗車された後、乗車駅の係員が降車駅へ、お客様の到着時刻や乗車された号車とドアを伝え、降車駅の係員がホームでお迎えします。

【列車出発時における乗務員の安全確認(在来線)】

これまでも、列車出発時には安全を確認してきましたが、ホームの点状ブロックより列車の近くは、ホーム上でも特にお客様と列車の接触などの危険性が高いことから、このエリアの安全が確認できるまで列車を出発させない取り組みを、試行的に始めています。

この空間が、アルファベットの「L」の形に見えることから、「L空間」と呼び、このL空間にお客様がおられないことなどを確認しています。

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鉄道事業
(安全の取り組み)