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リスクアセスメント

福知山線列車事故という重大事故を未然に防げなかったという反省から、安全に対する感度を高め、より高い安全レベルを追求し、「先手の安全対策」を講じていかなければならないという認識に至り、その具体的手法としてリスクアセスメントに取り組んでいくこととしました。平成20年度から取り組みを開始し、すべての職場においてリスクアセスメントを行うことで多くのリスクが低減され、安全性の向上につながっています。

リスクアセスメント・ハンドブック

リスクアセスメント・ハンドブックの写真

リスクアセスメントの趣旨や考え方を共有するとともに、各職場での取り組みを活性化するため、その解説書として平成26年3月に「リスクアセスメント・ハンドブック」を作成しました。

さらに、リスクアセスメントのレベルアップにつながる視点の提供を目的として新たに「実践編」を作成しました。「実践編」では、「自分ゴト化への一歩」となることを目的とし、各箇所の取り組みや改善事例などを紹介するとともに、上位概念の考え方を用いて、事例から得られる「みんなの知識」や次の考動につながる気づきやヒントを掲載しています。

なお、このハンドブックは、全社員に配付するとともに、グループ会社にも展開しています。

リスクアセスメントの実施事例

「安全考動計画2017」の到達目標の一つである「踏切障害事故4割減」を目指して、「西明石構内中谷第一踏切における遮断棒の折損が多い」という気がかりをきっかけに、支社・駅・保線区・電気区が一体となってリスクアセスメントを実施しました。組織を越えた連携により、利用者目線での合同現地調査および踏切監視カメラの映像の分析を試み、その結果を踏まえ、遮断棒の折損等に伴う踏切障害事故の発生リスクに対する低減策を実施しました。

抽出したリスク

  • 踏切の先にある交通信号機が目立つため、ドライバーが手前の踏切に気づきにくい(特に夜間)
  • ドライバーにとって踏切の先の停車可能なスペースが認識しづらく、渋滞しているにも関わらず、踏切横断を試み、線路を支障しやすい

主な低減策

  • 踏切の視認性向上のため、遮断棒に反射テープを貼り付けるとともに、警報灯を全方位型に変更
  • 道路上に注意喚起文とカラー舗装を実施(自治体と連携)
  • 踏切道前後にゼブラ舗装の実施

多面的分析による改善

事故の再発防止を確実に行うために、多面的分析手法を導入しています。多面的分析手法では、「M−SHELLモデル」(M:管理、S:手順、H:設備、E:環境、L:人、関係者)を用いて、多面的な視点で分析を行い、低減策を策定しています。

「運転士が隣接する出発信号機を自進路に対するものと誤認し、起動した事象」に対し、以下のような低減策を実施しました。

抽出したリスク

運転士が出発信号機を誤認し、列車を起動させた場合、付近に踏切が存在すると、踏切障害事故などの重大なリスクに繋がる可能性があります。

主な低減策

  • 踏切の手前に列車を停止させるためのATS地上子の新設、移設
  • 運転士の誤認防止のため、信号機等への看板類の設置

誤出発防止地上子の新設

信号機番線表示補助看板の設置

リスクアセスメント

リスクアセスメントに基づく安全マネジメントの確立は、安全報告や気がかり事象の報告をもとに、発生のおそれのある事故の「重大性(被害の程度)」「想定事象に至る可能性」「発生の確率(頻度)」について、各項目の点数を加算してリスクの見積もりを行います。リスクの見積もりにより定量化されたリスクについては、優先して対処すべきものについては、ソフト・ハード両面で低減策を実行しています。

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