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ニュースリリース

2019年3月19日
経営関連

2019年3月 定例社長会見
1.最近の営業・輸送概況
2.地震対策の進捗とさらなる取り組み
3.新たな長距離列車の列車名・エクステリア・設備愛称名
4.当社初となる「企業内保育所」

詳細

2019年3月定例社長会見図
※注釈:3月定例社長会見は映像でもご覧いただけます。
 
 冒頭に一言、申し上げます。
 3月16日に、ダイヤ改正を実施しました。おかげさまで、当日は円滑に移行することができました。
 おおさか東線の全線開業や、新快速「Aシート」のサービス開始など、より便利、より快適にご利用できるようになりました。
 今後も、ご利用の皆様のニーズを踏まえながら、ご利用いただきやすい鉄道サービスを提供してまいりたいと思います。

1 最近の営業・輸送概況
【取扱収入】
 2月は、建国記念の日3連休を中心に好調に推移し、収入計で102.5%と前年を上回りました。
 3月は14日時点では、対前年102.8%と前年を上回っております。

取扱収入
 ※注釈:駅などでの取扱高(消費税を含む)を示します。
 ※注釈:直営の速報値です。(旅行会社発売分などを除く)

【ご利用状況】
 2月は、建国記念の日3連休のご利用が好調であったことなどにより山陽新幹線は対前年102%、アーバンネットワークは同107%と前年を上回りました。
 北陸新幹線は、2018年度の北陸での雪害に伴う航空機からの転移と特急運休による迂回利用の反動減などにより同98%、一方、在来線特急は、同雪害によるサンダーバード・しらさぎ運休の反動増などにより同109%となりました。
 3月は14日時点では、山陽新幹線対前年101%、在来線特急同103%、アーバンネットワーク106%と前年を上回っております。
 北陸新幹線は同99%と、前年並みのご利用となっています。

ご利用状況
 ※注釈: 実績は速報値です。

2 地震対策の進捗とさらなる取り組み
【地震対策の考え方】
 私どもは、1995年1月に発生した「阪神淡路大震災」以降、新幹線・在来線ともに構造物の耐震補強対策を継続して実施してきております。
 また、2004年10月に発生した「新潟県中越地震」では、鉄道施設が被害を受けただけでなく、新幹線としては初めての脱線事故が発生しました。
 これらの事象を踏まえ、大きく3つの取り組みを進めてまいりました。すなわち、「耐震補強対策」「地震早期検知」「逸脱防止対策」です。
 今回は、それぞれの対策について、その進捗状況を中心にお伝えさせていただきます。

地震対策の考え方

【耐震補強対策】
 当社では「阪神淡路大震災」以降、高架橋やトンネル、橋脚、鉄道駅といった構造物の耐震補強工事を進めてまいりました。
 これらの対策につきましては、現時点、計画どおり工事が進捗し、概ね完了しました。
 その後、2011年3月に発生した「東日本大震災」を受けて、「東海・東南海・南海地震」に備えるために、対象エリアおよび対象構造物を拡大のうえで、耐震補強工事を進めてまいりました。
 これらの対策は、2012年5月の定例会見で発表させていただいたところですが、現時点、約5割が完了しました。

耐震補強対策

 そして今回、「阪神淡路大震災」以降進めてきた対策が一定進捗したことに加え、熊本地震や、先般の大阪府北部地震を踏まえ、今後発生する地震の影響などを考慮し、対象エリアおよび対象構造物をさらに拡大してまいります。
 これまでの対策の残り5割と、今回さらに拡大する耐震補強工事をあわせると、工事期間は30年以上にわたる見込みです。なお、工事費用は総額で3,400億円となります。
 早期完了にむけて、引き続き取り組みを進めてまいります。

 今後進めるさらなる耐震補強対策

【地震早期検知】
  当社では、地震発生時の列車走行の安全確保を目的として、新幹線、在来線ともに地震を早期に検知するためのシステムを導入しています。
  特に新幹線は、高速で移動していることから、早期検知に加えて速やかに列車を停止、あるいは減速させることを志向したシステムを採用しています。
  新幹線の早期地震検知体制の強化にむけては、2017年10月に、国立研究開発法人「防災科学技術研究所」が運用している「DONET(ドゥーネット)」と呼ばれる海底観測網のデータの配信・利用に関する協定を締結しました。
  そしてこのたび、「早期地震検知警報システム」にDONETのシステムを導入する準備が整いましたので、4月16日から運用を開始してまいります。
  これにより、山陽新幹線においては、これまでの海岸検知点における地震検知と比べて、最大で約10秒の検知時間短縮が見込まれます。

 地震早期検知 山陽新幹線を対象とした取り組み

【逸脱防止対策】
  高速走行している新幹線については、地震発生時に車両が線路から逸脱しないような対策を行っており、山陽新幹線については「逸脱防止ガード」の設置を進めております。
  2017年2月の定例会見でも申し上げましたが、2029年度までに、姫路以西の一部区間約285キロメートルに対しての整備を進めており、現時点で約1割完了しております。今後も、これまでも実施してきた専用機械の導入などによる取り組みをさらに進めることで、早期の完了を目指します。
  なお、北陸新幹線については、「レール転倒防止装置」と、車両に設置する「L型車両ガイド」による対策を実施し、完了しております。

 逸脱防止対策

3 新たな長距離列車の列車名・エクステリア・設備愛称名
 中期経営計画に掲げております「観光を中心とした地域の活性化」の一環として、2020年春の運行開始に向けて検討を進めております、「新たな長距離列車」につきまして、列車名、エクステリア、設備愛称名を決定しました。

 列車名は「ウエスト エクスプレス ぎんが」です。
 「ウエスト エクスプレス ぎんが」が走る西日本エリアは、自然・文化・食・歴史など様々な魅力にあふれています。魅力にあふれた地域を宇宙に散りばめられた星になぞらえ、それらの地域を結ぶ列車という思いを込めました。

 列車名 ウエストエクスプレス銀河

 エクステリアカラーは「るりこんいろ(瑠璃紺色)」としました。「るりこんいろ」とは、深い紫みをおびた青色であり、西日本が誇る美しい海や空を表現しています。

 エクステリアカラーるりこんいろ 列車のイメージ画像
 
 
 ロゴマークは、列車名を中心として西日本の魅力的な地域を周辺の星で、列車が移動する様子を、星々をつなぐ曲線でそれぞれデザインしました。
 「ウエスト エクスプレス ぎんが」が、西日本の魅力的な地域とお客様とをつなぐ列車であることを表現しています。

 ウエストエクスプレスぎんがのロゴマーク

 エクステリアの全体イメージは、各車両の側面に特徴的な長いラインをデザインしました。
 両端の円は西日本の地域を表現しており、その2点間を結ぶラインがこの列車の旅を意味しています。
 長いラインで長距離の旅をイメージしていただくとともに、この列車が、誰もがもつ「遠くへ行きたい」という憧れをかなえる列車であることを表現しています。

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 次に、2018年5月の定例会見でお知らせしました各座席につきまして、愛称名をご説明します。

 ○1号車グリーン車指定席
  ゆったりとくつろいでいただける座席であることと、1号車にある座席ということから「ファーストシート」としました。

1号車グリーン車指定席のイメージ画像


 ○2号車および5号車 普通車指定席(ノビノビ座席)
  気軽に夜行列車の旅の気分を味わえる座席であり、そのサービス内容を国際的にも通用する名称である「クシェット」としました。

2号車および5号車のノビノビ座席のイメージ画像

 ○3号車普通車指定席(コンパートメント)
  ご家族や仲間と一緒にご利用いただける客室のようなスペースであることから「ファミリーキャビン」としました。

3号車コンパートメントのイメージ画像

 ○6号車グリーン個室
  この列車において最も上質な仕様であることから「プレミアルーム」としました。

 6号車グリーン個室のイメージ画像

 続いて、各フリースペースの愛称名を説明いたします。

 ○3号車フリースペース
  夜通しテーブルランプのみを点灯する予定であり、読書やお客様同士の語らいなど、静かにゆったりとお過ごしいただくスペースであることから、「みょうじょう(明星)」としました。

3号車のフリースペースのイメージ画像

 ○4号車フリースペース
  4号車は全体がフリースペースであり、この列車の象徴でもあります。夜間も室内を明るくする予定であり、にぎやかに遊び・楽しむなど、お客様が思い思いにお過ごしいただけるスペースであることから「ゆうせい(遊星)」としました。
  「ゆうせい」では一部区間において、地域の皆様と連携したイベントやお弁当などの販売なども検討しております。

4号車のフリースペースのイメージ画像

 ○6号車フリースペース
  乗務員室のすぐそばに設置しています。座席にはない、このスペースならではの流れゆく風景がご覧いただけることから「すいせい(彗星)」としました。この列車では、お客様に車内を自由に行き来して楽しんでいただき、これらのフリースペースにおいて、お客様同士の交流が生まれればと考えております。

6号車のフリースペースのイメージ画像

 今後は運行開始の準備と並行して、沿線地域の皆様と途中駅でのご当地グルメの提供やおすすめの観光素材の整備も合わせて進めてまいります。
 運行区間や運転開始日など詳細が決まりましたら、あらためてお知らせいたします。

4 当社初となる「企業内保育所」
 当社としては、これまでも全ての社員が働きがいをもって、いきいきと働ける企業となることを目指し、さまざまな取り組みを実施してきましたが、このたび、育児をしながら働く社員をサポートする新たな施策として、当社内初となる企業内保育所を開設いたします。
 内閣府による「企業主導型保育事業」の仕組みを活用したもので、名称は「かものはし保育園かたやま」、開設日は2019 年4月1日、場所は大阪府吹田市片山町です。
 定員数は約30名で、開園時間は7時30分から19時までを基本としますが、当社のような鉄道事業の特性である不規則な勤務にも対応するため、日曜日・祝日を含めた365日、24時間の利用を可能とします。
 運営については、多くの実績をお持ちである株式会社アイグラン様にお願いをいたします。今後も、全ての社員が働きがいをもっていきいきと働ける企業となることを目指し、さまざまな施策に取り組んでまいります。
 
 当社初となる企業内保育所

5 新幹線重大インシデント関係のお知らせ
 最後に、新幹線重大インシデントに関連する事柄について2点、私から申し上げます。
 まずは、2018年11月の定例会見でお知らせした、台車温度検知装置についてです。徳山から新山口駅間の上り線で、1台目の設置工事を進めておりましたが、このたび、3月26日に工事が完了する運びとなりました。運用開始は、3月29日からを予定しております。
 この装置で台車の温度に異常な値を検知した場合は、指令所の監視装置より警報が発報され、必要な点検手配をとる体制となります。まず1台目の整備となりますが、引き続き残りの箇所についても2020年度にかけて順次整備を進めてまいります。

台車の異常を検知するセンサーの整備について

 次に、「新幹線重大インシデントに係る有識者会議社外委員によるフォローアップ」についてです。先日ご案内しましたが、2017年12月11日に発生させた新幹線における重大インシデントを踏まえ、今日まで進めてきたハード・ソフト両面の安全の取り組みについて、社外の有識者の先生方から当社へのフォローをいただく会議を3月21日(木曜日・祝日)に予定しております。
 新幹線における重大インシデントでの課題として「台車の亀裂を発見できなかったこと」「異常を感じたにもかかわらず運行を継続させたこと」があります。この会議では、もっぱら「異常を感じたにもかかわらず運行を継続させたこと」への取り組み状況を社外の有識者の先生方にも一部ご確認いただき、取り組み状況の評価および今後加えるべき事柄についてご提言をいただきたいと思います。

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