安全・安定輸送を実現するために、鉄道のさまざまな現場で昼夜を問わず設備の点検や保守工事を行っています。そうした作業をより安全に、より確実に、より効率的に行うためのサポート役として、さまざまな「はたらくくるま」が活躍しています。
- 逸脱防止ガード敷設運搬車
- マルチプルタイタンパ
- 道床安定作業車
- バラスト更新車
- モータカー
- レール探傷車
- レール削正車
- 電気軌道総合試験車(ドクターイエロー)
- ラッセル車
- 建築限界測定車
- 電気検測車
- 架線作業車
- 総合検測車(軌道・電気)
- トンネル撮像車
- 新幹線用電柱建替車
- 新幹線用まくらぎ交換機編成
逸脱防止ガード敷設運搬車
用途
逸脱防止ガードとは、線路の内側に敷設し、万一車両が脱線しても車輪がガードにあたることで、大きく逸脱して被害が拡大することを防止するものです。その逸脱防止ガードを、より効率的に、より安全に敷設するために開発したのが逸脱防止ガード敷設運搬車です。
マルチプルタイタンパ
用途
線路の上下および左右方向の狂いを修正しバラストを締め固めます。
道床安定作業車
用途
線路を安定させるため、振動を与え、バラスト同士の空隙を少なくします。
バラスト更新車
用途
バラストの運搬および更新のための掘削などを行います。
モータカー
軌道用
用途
軌道を保守するために材料や機器、器具類を運搬します。
確認車
用途
営業車が走行する前に線路上の状態を確認します。
除雪用 ラッセル付/ロータリー付
用途
軌道用に除雪用の機器を取り付けたもので、降雪期以外は軌道用としても使用します。
構造物作業車
用途
トンネルの点検や修繕に使用します。
電気保全車
用途
電車線路の点検、保守など高所作業に使用します。
架線延線車
用途
トロリ線やちょう架線などの張替作業に使用します。
スラブ洗浄車
用途
ATC信号のレベル低下防止のためトンネル内のスラブ軌道の洗浄を行います。
レール探傷車
用途
レールに傷がないかを走行しながら検査し、レールの摩耗も測定します。
レール削正車
用途
列車の重量を受けたレール表面は波状に摩耗するため、これを回転する砥石で削正します。
電気軌道総合試験車(ドクターイエロー)
用途
新幹線区間において、線路のゆがみ具合や架線の状態、信号電流の状況などを営業車両と同じ速度や条件で走行しながら検測し、軌道や電気設備、信号設備を検査します。車体が黄色であるため「ドクターイエロー」と呼ばれています。
ラッセル車
用途
雪かき装置を備え、除雪作業に使用します。
建築限界測定車
用途
車体から出ている矢羽根により、建築限界内の障害物などを測定します。
電気検測車
用途
架線の摩耗状況を測定します。
架線作業車
用途
道路およびレール上を走行でき、電車線路の点検・保守に使用します。
総合検測車(軌道・電気)
用途
在来線の線路のゆがみや信号設備の状態などを検測します。
トンネル撮像車
用途
走行しながらトンネル覆工表面を撮影します。
新幹線用電柱建替車
用途
高架下の条件に関わらず、電柱の建て替えが可能な保守用車です。電柱に取り付いている部分の仮支持を行う支持装置、建て替えを行うクレーン装置、スムーズな取卸が可能な柱の運搬装置が1編成で出来るように集約されていることが特徴です。
新幹線用まくらぎ交換機編成
用途
バラスト撤去、まくらぎ交換、バラスト再散布、突き固め・軌道整正の工程をほとんど機械化した保守用車です。このような一連の工程をひとまとめにセットした機械は世界初となります。