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ニュースリリース

2020年8月26日
経営関連

2020年8月 社長会見
1.営業・輸送概況
2.鉄道施設の浸水対策
3.「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」新しいサービスと運行再開
4.深夜帯ダイヤ見直しの実施

詳細

動画

 ※注釈:8月社長会見は映像でもご覧いただけます。

1.営業・輸送概況
【運輸取扱収入(速報値)】
 収入ですが、対前年比が7月は47.7%、8月は23日までで39.7%です。内訳は、近距離券と中長距離券が7月よりも対前年比で減少し、定期券は少し増加している状況です。

ビジュアル1


【新幹線・在来線特急・近畿圏のご利用状況(速報値)】
 山陽新幹線は7月で38%、8月は23日までで24%、近畿圏では7月で64%、8月23日までで58%です。
 新幹線、在来線特急、近畿圏のいずれも先日お知らせしたお盆期間のご利用状況と同じような数字になっています。
 6、7月と緩やかな回復傾向にあったものが、8月は新型コロナの感染再拡大を受けた自粛の影響が出ていると考えています。

ビジュアル2


【先週(8月18日から23日まで)のご利用状況(速報値)】
 お盆明けの先週18日から23日までの平日・土休日別のご利用状況は以下のとおりです。お盆休み以前の7月の傾向と同じような数字になっています。

ビジュアル3


2.鉄道施設の浸水対策
 昨年10月の台風19号の影響により、JR東日本の長野新幹線車両センターが被害を受け、当社の2編成を含む10編成の車両や施設が浸水しました。
 12日間にわたって直通運転ができなくなり、その後も一部列車の運休が発生するなど、お客様や沿線の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。
 当社では、これまでも激甚化する気象災害に対し、ハード・ソフト両面から対策を進めてきました。
 これからの台風シーズンを前に、この事象を踏まえた、浸水が想定される鉄道施設および車両への対策をご紹介します。
 基本的な考え方は、鉄道運行に著しく影響を及ぼす重要施設のうち、計画規模降雨に伴う河川の氾濫などにより、ハザードマップ上で浸水被害が想定される施設を対象として、ハード・ソフトの両面から対策を実施するというものです。
 なお、計画規模降雨とは、年超過確率が数十分の一から、二百分の一程度の規模の降雨です。
 対象となる施設は、車両基地などの車両を留置する施設と、電気施設のうち、代替機能を有しない信号機器室や指令所などです。

ビジュアル4


【浸水対策(ハード・ソフト)】
 具体的な対策ですが、ハード対策として、被災した場合の影響が大きい信号通信機器室への止水板・止水壁などの設置に加え、各箇所で共通に活用できる予備品の確保を進めています。
 さらに、電気施設の一部は、今後の設備の更新にあわせて、浸水リスクの低い高所への移転を検討します。
 ソフト対策としては、車両避難計画を策定しており、車両を浸水しない他の留置施設や駅などに避難させます。
 留置本数の多い箇所から、避難計画の策定を順次進めており、今年度は、すでに新幹線や在来線の26カ所で策定しました。

ビジュアル5


【車両避難判断支援ツール】
 車両避難の判断についてです。気象会社と連携し、河川ごとに判断する指標を定め、一定時間前に個々の浸水被害発生の有無を予測するツールを導入しました。これを活用し、各支社や指令所で車両避難の判断・実施を行っていきます。

ビジュアル6


【計画運休タイムラインのイメージ】
 下記のビジュアルは、車両避難を行う場合の計画運休のタイムラインのイメージで、赤色の部分が列車を運休する時間帯です。留置している編成を別の浸水しない箇所に移動させるのに相当の時間を要します。
 このため、通常の計画運休よりも、運転見合わせ開始時間がかなり早まり、運転再開時においても、通常の計画運休より時間を要すると想定しています。
 お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。

ビジュアル7


3.「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」新しいサービスと運行再開
【新しいサービスの概要】
 瑞風は、新型コロナウイルスの影響で2月末より運休し、現在は車両の定期検査および車両品質の維持向上に伴う工事のため、運休しています。
 運行再開にあたっては、新常態でのお客様のニーズに対応した新しいサービスを導入し、地域の皆様のご協力もいただきながら、さらに沿線の魅力をお伝えしていきたいと思います。
 また、お客様に安心して「瑞風」の旅をお楽しみいただけるよう、感染防止対策にも万全を期して取り組んでいきます。
 新しいサービスとして、まず車内でのお食事です。
 「非接触」ニーズに対応し、これまで食堂車でお召し上がりいただいていた昼食や夕食のコース料理を、全てお客様のお部屋でご提供します。
 これまで食堂車では、2部制で提供してきましたが、部屋食とすることで、今まで以上にゆったりと楽しんでいただけるようになります。
 夕食前にアペリティフタイムを新設します。ラウンジカーなどにおいて、食前酒などをご用意し、美しく暮れゆく沿線の景色を眺めながら、夕食までの特別な時間をお過ごしいただきます。
 立ち寄り観光は、少人数グループとし、ガイドを増やし、観光用バスも2台にすることで、ゆったりと充実した内容とします。
 観光にご出発する前の朝食について、沿線の人気店で地産の特別メニューをご用意し、今まで以上に沿線の魅力を体験していただく予定です。
 全ての客室に設置しているタブレット端末のコンテンツを充実します。
 例えば、1号車と10号車の展望室や、5号車のラウンジカーのご利用状況が確認できることで混雑回避を図ったり、ドリンクオーダーを端末上で可能とすることで、非接触サービスを高めます。

ビジュアル8


【主な感染防止策】
 車両への空気清浄機の搭載や、抗ウイルス加工、消毒用アルコールの設置などの対策に加え、クルーについても、検温やマスクの着用などを行い、安心してご利用いただけるようにします。

ビジュアル9


【運行再開および第13期(2021年2月から6月出発分)募集】
 運行再開は、来年2月17日とし、6月28日出発分までを第13期として募集します。
 10月1日からお申込みを開始しますが、それに先立ち、これまでの運休により振替対象となったお客様へ9月1日から先行予約を実施します。
 あと半年間お待ちいただくことになりますが、新常態に進化する瑞風の旅をぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

ビジュアル10


4.深夜帯ダイヤ見直しの実施
【深夜帯ダイヤ見直しの検討着手の背景(環境変化)】
 まず、おさらいになりますが、検討に着手した背景となる環境変化についてです。
 鉄道運行に必要不可欠である線路などの保守作業は、終電から始発までの限られた時間で行っています。
 保守作業に従事する働き手は、急速に減少しており、当社のあるグループ会社では、線路保守に従事する作業員の方々はこの約10年で23%減少しました。
 一方、夕方から深夜帯にかけてのお客様のご利用状況も変化しています。
 下記ビジュアルのイメージ図のように、近年、帰宅時間が早まり、深夜時間帯のご利用が減少しています。特に、24時台については、そもそもご利用が少ないことに加え、さらに減少しています。

ビジュアル11


【深夜帯ダイヤ見直しの検討】
 最終電車の時刻を繰り上げることにより、夜間作業時間が拡大し、一晩あたりの作業量が増え、保線機械を使った効率的な作業を増やすことや、夜間作業日数の低減が可能となります。
 結果、保守作業に従事する作業員の方々が休日を取りやすくなるなど、働きやすい労働環境の整備につながると考えています。

ビジュアル12


【Webアンケートの結果】
 近畿エリアの各線をご利用いただいているお客様を対象に調査を行いました。
 賛成・反対の結果を見ると、約2割から3割の一定数の方が反対意見をお持ちで、その方に、「私鉄と同じ時間ぐらいまでの運行」や、「最終新幹線からの接続確保」といった条件で再度伺ったところ、反対のお答えは半分以下に低減しました。
 また、終電のご利用頻度については、限定的であることが確認できました。その傾向は、現在さらに進んでいると考えています。

ビジュアル13


【終電繰上げの基本的な考え方】
 これまでの間、ご利用状況を分析しつつ、その影響を極力抑えるよう検討を進めてきました。下記ビジュアルに示すような考え方で、来年の春に実施いたします。
 近畿エリアの主要線区を対象に、10分から30分程度終電を繰り上げ、それに伴い、約50本の列車を削減します。
 また、東京方面からの最終の新幹線との接続をできる限り確保します。
 来年春のダイヤ改正で実施することとし、線区ごとの具体的な時刻などについては、9月にお伝えします。
 ご利用者の皆さまのご理解を賜りながら、将来にわたり鉄道を安全に運行し続けるべく、努力を重ねていきます。

ビジュアル14

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