大阪駅がさらに西側に広がります
大阪駅 新改札口整備、高架下開発、新駅ビル開発などについて
大阪駅周辺では、東海道線支線地下化・新駅設置事業や うめきた2期地区開発計画など、大阪駅西側地区を中心に、周辺地域との一体的なまちづくりが進められています。JR西日本グループでは、西日本最大のターミナルである大阪駅が将来にわたって大阪の玄関口にふさわしい、快適で利便性が高く、にぎわいのあるターミナル拠点となるべく、2011年に大阪ステーションシティをグランドオープンいたしました。
このたび、1日約86万人のお客様にご利用いただいている大阪駅の混雑緩和、新たなバリアフリールート整備および西側地区へのアクセス性向上を図るとともに、周辺地区との回遊性を高め、地区全体のさらなる価値向上に寄与するべく、「新改札口整備」、「高架下開発」、「新駅ビル開発」を柱とする基本的な計画がまとまりましたのでお知らせいたします。
1 計画概要
(1)新改札口整備
大阪駅の混雑緩和、新たなバリアフリールート整備および西側地区へのアクセス性向上の観点から、各ホームにアクセス可能な新たな改札口を西側高架下に整備します。
大阪環状線ホームは西側へ延長するとともに、ホーム上の設備を高架下に移転集約することにより、お客様にご利用いただけるスペースを広げ、ホーム上の混雑緩和・安全性向上を図ります。加えて、新たなバリアフリー経路として、新改札口と各ホームとを結ぶエレベーター・エスカレーターも整備します。
大阪駅西側地区への新たなゲートとして、円滑なアクセスルートを創出し、地区全体のポテンシャル向上に寄与することを目指します。
(2)高架下開発
新改札口周辺には、ご利用者の多様なニーズに対応する商業ゾーンを展開し、快適で魅力あふれる駅空間を創出します。あわせて、同高架下にバスターミナルを新設し、大阪駅の交通結節機能のさらなる強化を図ります。
【規模】
延床面積 約7,000平方メートル、店舗面積 約3,000平方メートル
【導入機能】
商業、バスターミナルなど
(3)新駅ビル開発
新改札口に隣接して、うめきた2期地区をはじめとした大阪駅西側地区の玄関口にふさわしい新たな駅ビルを整備します。新たなビジネス活動拠点を整備するとともに、周辺のオフィスワーカーをはじめとする多様なニーズに対応する商業ゾーンを中層部に展開し、にぎわいや交流、憩いの場を創出します。低層部には広場空間を設け、うめきた2期地区開発とも連携し、周辺地区における歩行者の回遊性向上を図ります。
なお、新駅ビルの事業主体は大阪ターミナルビル株式会社を予定しております。
【規模】
延床面積 約59,000平方メートル、オフィス賃貸面積 約23,000平方メートル
地上23階・地下1階、高さ約120メートル
【導入機能】
オフィス、商業など
※注釈:パースはイメージであり、今後の設計などにより変更する場合があります。
(4)大阪駅西地区開発の再始動の正式決定について
旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区の開発を再始動することを正式に決定いたしました。なお今回の開発は、日本郵便株式会社、当社、大阪ターミナルビル株式会社および株式会社JTBによる共同開発となっております。開発計画について、詳しくはこちらをご覧ください。
2 スケジュール(予定)
2020年初 大阪ステーションシティ駐車場連絡通路等撤去工事着手
2021年春 新駅ビル工事着手
2023年春 うめきた(大阪)地下駅開業、新改札口暫定供用開始
2024年夏 新改札口供用開始
2024年秋 新駅ビル開業
2027年春まで 順次、高架下商業ゾーン・バスターミナル開業
3 既存商業施設の閉館について
新改札口の整備などに伴い、既存商業施設(梅三小路、アルビアウトドア)は閉館いたします。閉館日などについては、決定次第別途お知らせいたします。
【参考】大阪駅の歴史
1874年5月 初代大阪駅誕生(大阪〜神戸間の鉄道開業)
1901年7月 2代目大阪駅開業
1940年6月 3代目大阪駅開業
1979年12月 4代目大阪駅開業
1983年5月 アクティ大阪(現サウスゲートビルディングの一部)開業
2011年3月 サウスゲートビルディング増築部開業
2011年5月 ノースゲートビルディング開業、大阪ステーションシティ グランドオープン
【周辺鳥瞰図】
※注釈:パースはイメージであり、今後の設計などにより変更する場合があります。
【位置図】