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ニュースリリース

2019年11月20日
安全

うめきた(大阪)地下駅での挑戦
〜世界初方式のホームドアの開発・検証を進めています〜

 当社は、2023年春に開業予定のうめきた(大阪)地下駅を「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置づけ、「『あなた』が笑顔になる駅」をコンセプトに検討を進めております。
 このたび、うめきた(大阪)地下駅での実現を目指し、あらゆる車種に対応できる世界初の方式となるホームドアの開発に着手し、1次試作機が完成したため、お知らせいたします。今後、さらなる開発・検証を進めてまいります。

 ※注釈:株式会社JR西日本テクシア、ナブテスコ株式会社と共同開発(特許出願中)

詳細

1 開発経緯
 うめきた(大阪)地下駅においては、2031年開業予定のなにわ筋線まで見据えると、入線車種が多様となることが想定されます。現在当社にて展開している昇降式ホーム柵や、各メーカーにて開発中の新型ホームドアでも対応が困難であるため、車種に応じて自在に開口を構成できるホームドアの構想・開発に着手しました。

2 開発概要
 あらゆる車種・編成に応じて開口を構成できる、世界初方式のフルスクリーンホームドア
(1)構造・動作
 ・1つの親扉の両側に2つの子扉を配置したユニットを連続して上部から吊り下げ
 ・子扉が親扉の裏側に収納されつつ、ユニット自体も左右に自在に動作することで、開口を自在に構成可能
 ・上部マシンケースに駆動部、配線を収納することで、扉部のスリム化を実現

(2)システム
 ・入線する車種・編成を、2Dセンサーによるセンシングと車両に搭載したIDタグにて判別(当社ホーム柵システムで導入済み)
 ・ホームドアとお客様の衝突、ホームドアと車両間のお客様の取り残しについては、モーター過負荷検知機能および2Dセンサー、3Dセンサーを設置し、安全性を確保
 ※注釈:1次試作機では、3ユニット分を製作(車両1両分:5ユニット)

3 開発概要
(1)試作機写真

試作機の写真


(2)動作概要

イメージ1

イメージ2

イメージ3


(3)安全センサー

イメージ4

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