七尾線への新しい車両の導入とICOCAサービスの開始について
当社は、北陸新幹線の開業、延伸効果を最大限に活かすとともに、地域の皆様と北陸エリアの活性化を通じて地域価値の向上に向けた取り組みを進めています。
このたび、七尾線において、新しい車両が走り出します。この車両は、安全性や快適性の向上に加え、お客様の利便性を高めるため、北陸エリアで初めて「車載型IC改札機」を搭載します。これにより七尾線全線でICOCAをご利用いただけることとなります。
1 新しい車両
長年ご愛顧いただき現在運用している413系・415系車両を521系車両に順次置き換えます。
地域の皆様のご期待にお応えできるようさらに安全性と快適性を備えた車両として提供いたします。
(1)車両形式
521系
(2)ご利用線区
七尾線 津幡〜七尾駅間
※注釈:IRいしかわ鉄道線(金沢〜津幡)も含む
(3)車両数
30両(2両編成×15本)
(4)導入時期
2020年秋ごろから順次投入予定
(5)主な特徴
<安全性>
最新の車両で導入している車両異常挙動検知装置や先頭車間転落防止ホロの設置、戸挟み検知装置、EB-N装置(運転士異常時列車停止装置)、とっさの際に掴まりやすい形状・オレンジ色調の吊手、手スリの採用など、安全性を高めています。
<快適性>
全てのお客様に快適にご利用いただけるように多機能トイレ・車椅子スペース設置や、車内灯としてのLED照明の採用、自動温度調節による空調の最適化など、サービスを充実いたします。
<利便性>
車載型IC改札機や、車内ドア上部の情報表示装置による行き先案内を活用した乗り降りの円滑化など、サービスを充実いたします。
<デザイン>
これまでの北陸線で運用している521系車両のデザインを継承しながら、現在七尾線を運行している413系および415系と同じ車体色(輪島の漆塗りを連想させる茜色)をラインカラーとして採用しています。
2 車載型IC改札機を使用したICOCAエリア拡大
新しい車両に全車置き換え完了後「車載型IC改札機」を使用する予定です。これにより石川県下全域ならびに七尾線全線がICOCAエリアとなり、さまざまなご利用シーンでますます便利になります。
(1)エリア拡大区間
七尾線 津幡〜和倉温泉駅間
※注釈:津幡駅はIRいしかわ鉄道の区間で、すでに地上型IC専用改札機を導入済みです。
※注釈:特急停車駅などご利用の多い駅には、地上型IC専用改札機を設置する予定です。地上型IC専用改札機設置駅に停車中は、車載の改札機の機能を停止し、駅の改札機にタッチしていただくよう案内します。
※注釈:七尾〜和倉温泉駅間の、のと鉄道の普通列車ではICサービスをご利用になれません。
<七尾線に関わるICOCAご利用可能エリア>
(3)サービス開始時期
2021年春予定
※注釈:詳細なサービスの内容、具体的な開始日については、別途お知らせします。