モーターの加速などを制御する機器のスイッチが一時的に切れた件について
10月25日、山陽線で普通列車が本由良駅を出発する際、列車が起動しない状況が発生しました。お客様にはご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
1 発生日時
2018年10月25日(木曜日) 午後0時14分ごろ
2 列車番号
下り普通電車 4両編成
岩国駅(午前9時56分)発、下関駅(午後1時14分)着
乗車人数:約60名
3 発生場所
山陽線 本由良駅構内
4 概況
当該列車の運転士は、本由良駅を出発する際、列車が起動しないことに気付き、広島総合指令所に連絡しました。指令員の指示を受けて車両を確認したところ、モーターの起動・加速などを制御する機器のスイッチが切れていたことがわかったため、スイッチを入れ運転を再開しました。
※注釈:制御する機器のスイッチが切れると、ATS(自動列車停止装置)、EB(緊急列車停止装置)は作動しない状態となりますが、列車の起動や加速はできず、通常のブレーキも作動します。
※注釈:スイッチが切れたと推定される場所から停車位置までは約900メートルです。
※注釈:この事象によるお客様のおけがはありませんでした。
5 原因
運転士の膝が機器のカバーに当たり、外れたカバーが電気回路に接触したためです。
6 対策
カバーが外れた状況を確認し、対策を検討してまいります。