吹田総合車両所のリニューアルについて
吹田総合車両所は、1921年に客車や貨車の検査から始まり約100年が経過しました。現在は、主に近畿エリアの優等車両、通勤近郊車両の検査を担当しております。
当社は、吹田総合車両所の設備について、大規模な設備更新を行うとともに、新世代車両の特徴を活かした新たな検修(検査および修繕)ラインにリニューアルいたします。
1 工事概要
(1)建物の建替・耐震補強
重要な建物の建替および耐震補強を行います。
<建替を行う延床面積>
約2.0万平方メートル
<耐震補強を行う延床面積>
約1.5万平方メートル
建替・耐震補強については、こちらをご覧ください。(PDF形式:69キロバイト)
(2)新たに導入する設備
・編成一括車体昇降装置
・台車等部品の自動搬送装置
・自動塗装装置
・輪軸検査装置
・高所からの墜落防止設備
・台車枠反転装置 など
新たに導入する設備については、こちらをご覧ください。(PDF形式:325キロバイト)
(3)得られる効果
・新たな検修ラインでスムーズに検修を行い生産性・車両品質を向上
スムーズな検修ラインの構築については、こちらをご覧ください。(PDF形式:253キロバイト)
・リスク低減対策を実施し作業安全性・作業環境を向上
・大規模な地震が発生した際にも近畿エリアの安全運行を確保
2 総事業費
約470億円
3 工期
2019年春ごろから2028年度末予定まで
車両の検査を実施しながら、建替や耐震補強、検修ラインの構築を行うため、長期間の工事となりますが、着実に実施してまいります。