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ニュースリリース

2018年2月14日
その他

「駅における照明制御などによる消費電力量削減」の取り組みが、平成29年度省エネ大賞(省エネルギーセンター会長賞)を受賞しました!

 当社は、既存駅や大規模改良駅の照明の省エネ推進、新駅でのエネルギー活用などの「駅における照明制御などによる消費電力量削減」の取り組みが評価され、「平成29年度 省エネ大賞(省エネ事例部門)省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
 この受賞に伴い、2018年2月14日(水曜日)に東京ビッグサイトで、表彰式典が執り行われました。

詳細

1 省エネ大賞の概要
 「省エネ大賞」は、国内の産業・業務・運輸各部門における優れた省エネルギー活動や、先進的で高効率な省エネルギー型製品・ビジネスモデルなどを表彰するもので、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進、省エネルギー産業の発展などへの寄与を目的としています。

(1)主催
 一般財団法人 省エネルギーセンター

(2)後援
 経済産業省

(3)対象部門
 ・省エネ事例部門(企業、工場、事業場などの節電や省エネ推進活動)
 ・製品・ビジネスモデル部門(家庭・業務・物流 / 自動車関連の省エネ・節電製品または省エネ波及効果の高いビジネスモデル)

2 受賞理由
 当社では、消費エネルギーの大部分を占める列車運転用エネルギーの削減に取り組むとともに、安全設備、販売機器・案内設備などの充実化やバリアフリー化などによって電力消費量が増加傾向にある駅の省エネにも取り組んでいます。
 今回の受賞については、「(1)京阪神の既存駅におけるホーム照明制御の改善」、「(2) 膳所駅における電力線通信を用いた照明のきめ細かな調光制御」、「(3) 摩耶駅のエコステーション化」が優れた省エネ推進事例として、高く評価されました。
 授賞式の写真

3 取り組み概要
(1)京阪神の既存駅におけるホーム照明制御の改善
 京阪神既存駅のホーム照明制御の改善を目的に、阪和線鶴ヶ丘駅・JR京都線桂川駅において、既設の自動点滅器を照度調整が可能なタイプへ取り替えるとともに、外光の影響を受けにくい場所への移設を行った結果、自動点滅器による制御が改善され、昼光のみで必要な明るさが得られている昼間時間帯のホーム照明の消灯時間を拡大できることを確認しました。この結果を受け、現在京阪神の221駅でも順次同様の工事を進めています。
 なお、これらの取り組みにより、ホーム照明の電力消費量は工事完了前に比べて約20%(原油換算量818.5キロリットル/年)の削減を見込んでいます。

 (2) 膳所駅における電力線通信を用いた照明のきめ細かな調光制御
 膳所駅(琵琶湖線)では大規模改良工事にあわせ、照明への電源供給のための電力線を信号伝送路として使用する電力線通信を用いた照明制御を、鉄道駅としては日本で初めて導入しました。本方式は、太陽光の方角・強度を計測する太陽光センサを設置し、このセンサの入力値に基づいて建物内の外光による照度を推定し、目標照度に不足する分だけを調光照明で補うもので、多数の照明の調光制御を、制御線を引くことなく実現できました。
 この結果、従来の同規模駅に比べて駅コンコース電力消費量の7.9%を削減(原油換算量1.4キロリットル/年)しました。
 これまでの照明制御方式と今回導入した制御方式

 (3)摩耶駅のエコステーション化
 摩耶駅(JR神戸線)は、2016年3月26日に開業した新設駅で、直流電力変換装置や太陽光発電・全照明のLED化など省エネ設備の導入や昼光シミュレーション・温熱環境シミュレーションに基づく「明るく、暑くない建物設計」により、既存の同規模駅に比べて電力消費量の約50%(原油換算46.9キロリットル/年)を削減しました。
 摩耶駅のエコステーション化の写真

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