〜お客様への案内の充実に向けて〜
駅係員のタブレット端末(iPad)の機能を強化するとともに、
配備台数を増やします
JR西日本では、2013年より、列車の在線位置を表示する社内用のシステムを導入したタブレット端末を約190駅に計380台導入しておりました。
このたび、昨今の訪日外国人観光客の増加による外国語での案内の必要性が高まっていること、また、輸送障害時の迅速かつ詳細な情報提供のニーズが日に日に高まっていることから、タブレット端末の機能を強化するとともに、配備台数を増やします。
1 導入端末と配備駅
(1)導入端末
iPad Air2
※注釈 「iPad Air2」はApple Inc.の商標です。
(2)配備駅
280駅 約600台
2 導入時期
2017年6月1日(木曜日)から
※注釈 駅により使用開始日が異なる場合があります。
3 期待される効果
(1)訪日外国人観光客をはじめとしたさまざまなお客様とのコミュニケーションの充実
・総務省、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra(ボイストラ)」などを活用することで、駅係員が多言語にて対面でご案内できます。
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した筆談パットアプリ「SpeechCanvas(スピーチキャンバス)」などを活用することで、聴覚障害をお持ちのお客様や訪日外国人観光客とスムーズにコミュニケーションできます。
※注釈 VoiceTra、SpeechCanvasはNICTの登録商標です。
(2)輸送障害時の情報提供の充実
列車の走行位置、編成・車両形式、運行計画などを参照できる社内システムのアプリを標準装備します。ほかの鉄道会社が提供するアプリなどを合わせて活用することで、お客様に迅速かつ詳細に運行情報を提供できます。
(3)その他
株式会社交通新聞社が提供するアプリ「デジタルJR時刻表」による列車時刻や乗換案内のほか、沿線の観光地が提供するアプリを駅独自でインストールし、観光に役立つ情報提供を行います。