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ニュースリリース

2016年12月 5日
その他

「摩耶駅エコプロジェクト」が平成28年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰
(対策技術先進導入部門)を受賞!

 西日本旅客鉄道株式会社は、JR神戸線(東海道線)摩耶駅における、温室効果ガスの排出を低減する総合的かつ先導的な環境技術の導入に関する功績を評価され、「平成28年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策技術先進導入部門)」を受賞しました。
 このたび、この受賞に伴い、平成28年12月5日(月曜日)に東京都千代田区イイノホール&カンファレンスセンターで表彰式典がとり行われましたので、お知らせします。

詳細

1 地球温暖化防止活動環境大臣表彰の概要
 この賞は、環境省が地球温暖化対策を推進するための一環として、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人や団体に対して表彰するものです。当社が受賞した「対策技術先進導入部門」は、新エネ・省エネ製品、省エネ型新交通システム、省エネ建物など、温室効果ガスの排出を低減する技術や製品の大量導入・先導的導入に関する功績に対して贈られます。

2 受賞理由
 平成28年3月、JR神戸線(東海道線)六甲道・灘駅間に開業した摩耶駅において、列車のブレーキで発生する回生電力を駅舎照明に使用する直流電力変換装置を当社として初めて導入し、さらには、自然の光や風の流れを利用し快適性を確保するとともに、太陽光発電や全照明のLED化などさまざまな先進環境技術を導入し、同規模駅に比べ一日のエネルギー消費量約50%削減を実現しました。また、六甲山系の間伐材を内装に使用するなど豊かな森林づくりにも寄与し、地域との共生を図ることで、地球温暖化防止や持続的発展が可能な社会の実現に貢献したことが評価されました。
・授賞式の様子
授賞式の様子

授賞式の様子

3 エコプロジェクト概要
 当社は、地球環境保護をめざして、エコで快適な駅づくりを推進しており、平成28年3月、JR神戸線(東海道線)六甲道・灘駅間に「六甲の自然に調和する新しい駅・エコステーション」を基本コンセプトとする摩耶駅を開業しました。
 摩耶駅には、列車がブレーキをかけた際に発生する回生電力(直流1,500ボルト)を駅舎の照明や動力に使用可能な電力(交流100ボルト、200ボルト)に変換する直流電力変換装置を、当社で初めて導入しました。この装置は、一般家庭の10世帯分の電力量である1日あたり約100キロワット時の省エネルギー効果を見込んでいます。
 また、駅舎屋根には、4段11列で計44枚の太陽光パネルを4カ所(計176枚)に設置し、駅舎の照明などに利用しています。当社の太陽光発電を有する駅としては大阪駅に次ぐ発電能力を備え、1日あたり約100キロワット時の発電量を見込んでいます。
 さらに、駅舎内およびホームの照明にはすべてLED照明を採用しており、調光センサー、照度センサーにより制御をよりきめ細かく設定したほか、設計段階で昼光シミュレーションを行い、外光分布を把握することで照明制御エリアを適切に設定したことで、これらにより省エネルギー効果をさらに高めています。
 その他にも自然換気設備(ガラリ) やハイサイドライト(高窓)など、さまざまなエコメニューを盛り込むことで、快適な空間を実現し、実質的な使用電力量は従来の同じ規模の駅に比べて約50%以上の削減を達成しました。
エコプロジェクト概要

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