このページの本文へ移動

ニュースリリース

2016年5月30日
イベント・キャンペーン

「旅立ちの汽笛」ポエム審査結果について

津山まなびの鉄道館
西日本旅客鉄道株式会社岡山支社

 鉄道館から旅立つ子どもたちの健やかな未来を願い、津山まなびの鉄道館において、D51形蒸気機関車の汽笛を「旅立ちの汽笛」として復活させております。これにあわせ、「旅立ちの汽笛」のポエムを募集いたしました。
 このたび、審査が終了いたしましたので結果をお知らせいたします。

詳細

1 審査結果
(1)最優秀賞(1名様) ※注釈 賞品:日本旅行旅行券(10万円)、パネルレプリカ
【受賞者】
 岡山県津山市 絵(かい) きみこ 様(ペンネーム)
【題名】
 旅立ちの汽笛
【本文】
 汽笛が鳴る
 汽笛は響く
 ポー ポー
 黒い煙を吐き
 蒸気機関車は
 基隆から台北へと走る

 幼い姉と二人の旅立ち
 遥か遠い五才の記憶

 戦争の最中
 平和を願う音色のように
 聞こえた
 汽笛

 今もわたしの耳に聞こえてくる

(2)優秀賞(2名様) ※注釈 賞品:日本旅行旅行券(3万円)
【受賞者】
 岡山県倉敷市 和氣 洋介 様
【題名】
 あなた
【本文】
 定年まぢかの寒い朝
 「ありがとう」と一言
 無口なあなたが初めて誘ってくれた
 汽笛を鳴らすあなたを見つめた
 時は過ぎて
 わたしはひとり思ひでを守っている
 子供のようなあなたはそれでも
 あの日の汽笛を憶えている

【受賞者】
 愛知県犬山市 伊藤 博康 様
【題名】
 真夜中の汽笛
【本文】
 目覚めると、とても静かな夜だった。
 暖かなふとんにまどろみ、考えることもなく時がたつ。
 かすかに汽笛がきこえた…夜汽車だ。
 太くて重い汽笛は、すぐにもういちど。
 隙間だらけの我が家がくれた、幼き日の記憶。

2 その他
 審査結果は、「津山まなびの鉄道館」の公式ホームページ内へも掲載いたします。
 最優秀作品については、津山まなびの鉄道館内の旧津山扇形機関車庫に展示しております「旅立ちの汽笛」下部へパネルとして展示いたします。
 なお、平成28年6月下旬ごろに展示記念イベントを予定しております。

 ※注釈 「旅立ちの汽笛」ポエム銘板完成記念セレモニーの開催については、こちらをご覧ください。(PDF形式 177キロバイト)

3 参考
【審査員】
 神崎 宣武 氏(民俗学者、旅の文化研究所所長、文化庁文化審議会専門委員)
 八巻 惠子 氏(就実大学 准教授)
 小西 伸彦 氏(吉備国際大学 准教授)

ニュースリリース一覧に戻る

以下のカテゴリから検索できます

以下の詳細カテゴリからも検索できます(2017年度以降のニュースリリース対象)

エリアを選択

年度・月を選択