大阪成蹊大学芸術学部×大阪環状線改造プロジェクト
工事用仮囲いアート企画
3月3日桃の節句に、「桃谷アートミュージアム」を開始します
西日本旅客鉄道株式会社
大阪成蹊大学
JR西日本グループでは、平成25年度から「大阪環状線改造プロジェクト」をスタートし、大阪環状線のイメージ刷新とお客様満足度向上を図るため、さまざまな施策を展開しています。
現在、桃谷駅では、駅構内や高架下エリアを含め、駅および駅周辺の魅力向上につながる美装改良・商業開発を進めています。桃谷駅改良のコンセプトは「桃谷成蹊」。故事成語の「桃李成蹊」になぞらえ、駅構内から北側高架下エリアに至る動線を「一本の小道」に見立て、人々が集う快適で利便性の高い駅づくりを進めています。駅や商業施設に桃をモチーフとしたデザインを要所に施すとともに、北側高架下エリアの植栽スペースには3種類の桃の木を植えるなど、「桃」にこだわった空間を目指しています。
※注釈 桃谷駅の改良についてはこちらをご覧ください。(PDF形式 357キロバイト)
このたび、「桃李成蹊」を建学の精神とする大阪成蹊大学(芸術学部)とJR西日本がコラボレーションし、工事用仮囲いアート企画「桃谷アートミュージアム」を開始しますので、お知らせします。
1 開始日時
平成28年3月3日(木曜日) 15時
※注釈 3月3日は、今回のアート作品にも登場する桃谷駅前商店街キャラクター「ももたん」の誕生日です。15時過ぎより、大阪成蹊大学芸術学部の学生とJR西日本社員、「ももたん」が、「桃の節句」にちなみ、桃谷駅ご利用のお客様に桃谷駅シンボルフラワーである桃の花(切り枝)をお配りします(男性のお客様にもお配りします)。
※注釈 展示期間は、おおむね3月末までです。4月以降、工事の進捗に合わせて順次撤去します。
2 ポスター展示概要(平面図)
アートも「桃李成蹊」になぞらえ通路に展示します。
3 大阪成蹊大学芸術学部と大阪環状線改造プロジェクトの産学連携について
(1)産学連携に至った経緯
「大阪環状線改造プロジェクト」が進める桃谷駅改良コンセプトと大阪成蹊大学の建学の精神「桃李成蹊」が同じであることをきっかけに、産学連携授業をカリキュラムに取り入れている大阪成蹊大学芸術学部の門脇英純教授からお声掛けいただき、実現したものです。
大阪成蹊大学芸術学部造形芸術学科ビジュアルデザインコースの学生32名が8グループに別れて、桃谷駅の工事用仮囲いを活用した「桃谷の魅力を伝える」ポスター企画を検討しました。
(2)課題設定
「大阪環状線改造プロジェクト」事務局が、学生にポスター制作の課題を設定しました。
・「桃谷(駅)」の魅力をわかりやすく伝えるもの
・駅に足を運びたくなる、見に行ってみたくなるもの
・JR西日本の既存のイメージを超えるもの
(3)これまでの経過
平成27年10月6日:オリエンテーション
平成27年10月13日ほか:現地調査
平成27年11月10日:中間プレゼンテーション
平成27年12月1日:最終プレゼンテーション
平成27年12月15日:優秀3作品決定
(4)優秀3作品
○作品名:「桃谷美人」
老若男女問わず桃谷で頑張る素敵な人を、私たちは桃谷美人と呼びます。
今回は、笑顔が一際うつくしい「見返り美人」、学生生活に励む「青春美人」、仕事に打ち込む「お勤め美人」、国境を越えて頑張る「活動美人」をご紹介します。
○作品名:「桃谷図鑑」
桃谷に訪れるたびに感じた人々の暖かさを最大の魅力だと捉え、桃谷の人柄の良さを伝えたいというコンセプトでポスターを制作しました。その魅力を伝えるために桃谷商店街の人々にご協力いただき、個性あふれるヒーローというキャラクターで表現し、桃谷を代表するヒーローを、知る・探すという目的を図鑑という形でご紹介いたします。
○作品名:「ももたん」
商店街のキャラクターである「ももたん」をモチーフに漫画風デザインで制作しました。
このポスターは、おはなしを想像しながら読んでいただきたいのでセリフや文字を入れていません。
「ももたん」を通じて、桃谷駅の人の暖かさや、にぎやかさを感じとっていただきたいと思います。