JR神戸線 六甲道〜灘駅間 新駅設置工事の工事用足場が倒れて線路を支障した事象について
平成27年12月11日、JR神戸線 六甲道〜灘駅間で建設中の新駅(摩耶駅)の工事用足場が倒れて線路を支障する事象が発生し、JR神戸線・京都線を中心に各線区で列車の運休や大幅な遅れが発生いたしました。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
1 発生日時
平成27年12月11日(金曜日) 午後1時4分ごろ
2 場所
JR神戸線(東海道線) 六甲道〜灘駅間
3 概況
12月11日午後1時4分ごろ、JR神戸線 六甲道〜灘駅間の新駅(摩耶駅)設置工事において、作業のために設置していた工事用足場が下り線路内に倒れ、線路を支障しました。
下り内側線を走行していた快速列車の運転士は、大阪総合指令所から連絡を受けてブレーキをかけ、建設中の摩耶駅約100メートル手前に停止しました。その後、倒れた足場を発見し、周辺の列車を緊急に停止させる措置を行いました。一方、下り外側線を走行していた新快速列車の運転士は、下り内側線に停止している快速列車および倒れた足場を認めたため、非常ブレーキをかけ停止しました。
JR神戸線 甲子園口〜西明石駅間の上下線で運転を見合わせましたが、線路を支障していた足場の撤去、線路・車両設備などの確認が終了したため、午後10時6分に運転を再開しました。
<駅間停車列車>
(1)六甲道〜灘駅間(建設中の摩耶駅で停車)
下り新快速列車[長浜駅 11時5分発 姫路駅 13時46分着] 8両編成
乗客数:約800人
お客様には降車していただき、建設中の摩耶駅から上り列車で甲子園口駅まで移動していただきました。
停車:午後1時4分ごろ
降車開始:午後2時5分ごろ
降車完了:午後2時23分ごろ
(2)六甲道〜灘駅間(建設中の摩耶駅の約100メートル手前に停車)
下り快速列車[野洲駅 11時6分発 加古川駅 13時49分着] 8両編成
乗客数:約600名
お客様には降車していただき、建設中の摩耶駅から上り列車で西宮駅まで移動していただきました。
停車:午後1時4分ごろ
降車開始:午後3時11分ごろ
降車完了:午後3時35分ごろ
※注釈 (1)(2)の列車で救急搬送されたお客様が6名いらっしゃいます。
4 支障物
工事用の足場
大きさ:長さ約31メートル、高さ約7メートル、幅約60センチメートル
重さ:約2トン
5 推定原因、対策
12月89日の夜から足場を順次解体していたことも踏まえ、足場の設計、施工(取り付け)の状態などを詳細に調査し、必要な対策を実施してまいります。その他の工事現場においても施工の状態などについて速やかに点検いたします。
※注釈 12月15日に訂正しました。
6 列車影響
運休、遅れ:約400本
影響人員:約380,000人
※注釈 12月15日に図「倒れた足場(範囲写真)」を訂正しました。