京都における日本画新人賞
第3回 続(しょく)「京都 日本画新展」受賞作品の決定について
続「京都 日本画新展」選考委員会
JR西日本、京都新聞は共同で、日本画を志す、創造性あふれた若い人材の活動を奨励し、京都の文化の発展に寄与することをめざし、京都における日本画新人賞「京都 日本画新展」を平成20年度から開催してまいりました。
平成25年度に推薦委員と審査委員の役割を分離するなど、異なる視点を加え、新たにスタートした「続 『京都 日本画新展』」も、今年3回目の開催を迎えます。
このたび、以下のとおり第3回展(平成27年度)の受賞作品が決定しましたのでお知らせいたします。
1 賞の名称
第3回 続(しょく)「京都 日本画新展」
2 受賞作品(年齢は発表日現在、敬称略)
(1)大賞:1点(賞金50万円)
【作者名】
西久松 綾(にしひさまつ りょう) 26歳 京都府亀岡市
【作品名】
「みなも−時雨る」
【講評】
写実をとおして日本画の現代性という課題に取り組もうとする意思を感じる。下地に銀箔を使用するなどの隠れた技巧により水面の流動感に加え、水の深さまでも表現している。物の存在を正面から捉えながら季節感をも捉えた秀作。
(2)優秀賞:2点(賞金20万円)
【作者名】
尾花 和子(おばな かずこ) 33歳 京都市
【作品名】
「雨の記憶」
【作者名】
松平 莉奈(まつだいら りな) 26歳 大阪市
【作品名】
「Missing Horizon(eat)」
3 作品展示
(1)美術館「えき」KYOTO
【日時】
平成28年2月5日(金曜日)から2月15日(月曜日)の計11日間
午前10時から午後8時(最終日は午後5時まで)
※注釈 会期中無休 入館は閉館の30分前まで
【会場】
美術館「えき」KYOTO(ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
【入館料】
無料
【内容】
○出品作品全38点と推薦委員の5点の作品を展示
○推薦委員によるギャラリートーク(いずれも午後2時から)
・2月8日 (月曜日) 小嶋 悠司 氏(日本画家)
・2月9日 (火曜日) 竹内 浩一 氏(日本画家)
・2月10日(水曜日) 大野 俊明 氏(京都市立芸術大学特任教授)
・2月12日(金曜日) 林 潤一 氏(京都嵯峨芸術大学名誉教授)
・2月15日(月曜日) 村田 茂樹 氏(日本画家)
(2)ホテルグランヴィア京都
【日時】
平成28年2月17日(水曜日)から4月25日(月曜日)
【内容】
ホテルフロントロビー2階に受賞作品、M3階通路に出品作品を5期に分けて展示
※注釈 推薦委員の作品は展示いたしません。