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ニュースリリース

2014年12月 4日
その他

車両の品質向上につながるシステムが評価されました
企業情報化協会より最も権威のある
平成26年度IT総合賞を受賞!!

 西日本旅客鉄道株式会社および株式会社JR西日本ITソリューションズは、このたび社団法人企業情報化協会(通称:IT協会)が発表する平成26年度IT賞を受賞しましたのでお知らせいたします。平成26年度IT賞審査委員会における審議の結果、18件の受賞件名のうち、最も権威のある「IT総合賞」の受賞が決定しました。

詳細

1 受賞件名:「車両情報システム(Ris-e)の構築による車両メンテナンス業務の変革」
 今回の受賞は、IT部門と車両部門が一体となったRis-eの開発プロセスや、システムの業務変革および組織改革への貢献度が「まさに『教科書の模範事例』となり得る」と評価されたものです。大規模開発を支えた株式会社JR西日本ITソリューションズも高く評価され、連名での受賞となりました。

 ※注釈 Ris-e(ライズ)とは、Rolling-stock information system-evolutionの略です。

2 受賞件名詳細
 当社は、車両品質の向上を目的として、車両メンテナンス業務を網羅した大規模システムRis-eの構築を行いました。Ris-eは従来の紙とペン、人の注意力に頼っていた車両メンテナンス業務を変革する起爆剤となった画期的なシステムです。
 現在、北陸新幹線開業に向けて新設された白山総合車両所でも使用されており、在来線から新幹線まで全保有車両のメンテナンス業務に不可欠な業務基盤となっています。

ユーザー約5,800人、保有車両約6,600両

 Ris-eの技術的な特徴として、鉄道固有の特殊な業務を、さまざまな技術要素やデバイスを組み合わせてシステム化したことが挙げられます。

検査計画機能、検査成績機能

 この開発により、車両故障の低減および乗り心地の良い車両の提供を実現しています。また、検査業務の効率化による経費削減、作業標準化による技術継承ならびに品質向上のサポート、コンプライアンスの強化、ペーパーレスといった多くの導入効果がありました。

3 運輸業界初2度目の受賞!!
 IT総合賞の受賞は、平成4年度(当時のOA総合賞)以来2度目であり、運輸業界では初となります。

4 その他
【表彰式典】
 平成27年2月5日(木曜日)、6日(金曜日)に開催される同協会主催「第30回IT戦略総合大会(ITMC 2015)」(東京都港区「東京コンファレンスセンター品川」)の会期内にて、表彰式典ならびに記念講演が行われます。表彰式典には、代表取締役社長 真鍋精志が出席予定です。

IT賞の概要
 IT賞は、わが国の産業界ならびに行政機関などの業務における生産性向上や事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進を目的として、「ITを活用した経営革新」に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。昭和58年3月に設定した「OA賞」をもとに、平成13年度より「IT賞」に名称変更されています。

公益社団法人企業情報化協会(IT協会)
 1981年7月に通商産業省機械情報産業局電子政策課の所管官庁として設立され、約270社の会員で構成されています。企業の情報化に関する調査研究および開発を行い、情報化の普及促進により、社会、経済および産業の健全な発展に寄与しています。

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