北陸新幹線における冬の備え
除雪作業車など配備完了、その他の作業車も準備中
平成27年3月14日の北陸新幹線開業に向け、線路保守に用いる作業車の配備を進めています。このたび、冬に備え、除雪作業車23両の配備を完了しました。引き続き、架線を点検する作業車など19両の配備を進め、万全の体制を整えてまいります。
1 北陸新幹線の雪への備え
(1)雪対策の方法
北陸新幹線では、高架橋上や高架橋下に雪を貯めるスペースを設けており、積雪が多いときには、夜間に線路上の雪を除雪作業車で除雪します。なお、一部の豪雪地区では、スプリンクラーや高架橋を覆うシェルターを設置しています。
(2)除雪作業車の配備
除雪作業車を23両配備しました。今回配備した除雪作業車の性能は、一昨年に富山県の高架橋上で確認しました。
※注釈 【動画】北陸新幹線の除雪作業についてはこちらをご覧ください。
2 その他作業車の準備
(1)配備を完了したもの
○確認車:8両
新幹線運行前の早朝に線路の安全確認を行います。
○レール削正車:2両
レールの凹凸を滑らかに削り、騒音などを低減します。
※注釈 いずれの作業車(除雪作業車も含みます)にも、山陽新幹線と同様に、安全研究所の研究成果(人間工学的観点からの設計)を取り入れた新支援装置(運転操作をバックアップする装置)を搭載します。
(2)今後の予定
平成27年3月末までに、電気保全車(架線の点検などに使うもの)、構造物作業車(トンネル点検などに使うもの)など、合計13両を配備する予定です。