社員が電車発車直後にドアコックを扱い電車を停止させた事象について
弊社近畿統括本部 大阪総合指令所所属の社員が、電車発車直後に車内にある業務用のドアコックを扱い、当該電車を停止させるという事象を発生させたことが判明しました。
ご利用のお客様にご迷惑とご不安を与えたことを深くお詫び申し上げます。
1 発生日時
平成25年8月14日(水曜日)午後7時1分ごろ
2 発生場所
JR宝塚線(福知山線) 川西池田駅
3 列車名
下り普通電車 高槻駅(18時2分)発 新三田駅(19時29分)行の7両編成
[川西池田駅(18時52分)着 川西池田駅(19時1分)発]
乗客数 約300名
4 概要
8月14日(水曜日)午後7時1分ごろ、当該電車の運転士は、川西池田駅を発車直後に、運転台にある、ドアがすべて閉まっていることを知らせる表示灯が消灯したことを認め、ただちに非常ブレーキを使用し、約40メートル進んだ位置で停止しました。
車掌が確認したところ、最後部車両の最前部ホーム側ドアのドアコックが扱われており、約30センチメートル開いていることを発見しました。
その後、ドアコックを締めてドアを閉じ、車内のお客様に状況を確認すると、「ドア付近に立っていた男性がいたが、今はどこに行ったか分からない」とのご申告を受けた。このため周囲を確認したが、それらしき人物は見当たらなかったため、約5分遅れで運転を再開しました。
後日、川西池田駅にあるホームの防犯カメラなどを確認したところ、大阪総合指令所社員によるものとの疑いが強まり、8月25日(日曜日)、本人がドアコックを扱い電車を停止させた上、降車した事実を認めました。
※注釈 ドアコックとは、ホームにかかった車両のドアのみを開ける必要がある場合や、傘などがドアに挟まった場合に、個別のドアを開けるために使用する装置です。
5 当該社員
近畿統括本部 大阪総合指令所所属 28歳 男性
※注釈 近畿圏の運行管理を担当する部署
6 その他
(1) ご乗車のお客様におけがなどはありませんでした。
(2) 当該ドアはホームから外れていませんでした。
(3) 当該社員は、当日は泊まり勤務明けで、泥酔していたと供述しております。