山陰本線 防護無線機の機能が低下したまま列車が走行した事象について
平成25年8月21日、山陰本線出雲市〜直江駅間を走行中の列車において、防護無線機のアンテナ線が抜けていることが発見され、防護無線機の機能が低下したままの状態で列車が走行していたことが判明しました。ご利用のお客様には大変ご心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
1 発見日時
平成25年8月21日(水曜日)午後4時33分ごろ
2 発見場所
山陰本線 出雲市〜直江駅間
3 列車名
特急列車やくも26号 出雲市駅(16時31分)発岡山駅(19時38分)行の6両編成
乗客数 約70名
4 概況
8月21日午後4時33分ごろ、当該列車が出雲市駅を発車後、車掌が最後部の乗務員室で案内放送を行っている時に防護無線機のアンテナ線が抜けていることを発見しました。同車掌は防護無線機にアンテナ線を接続し、その後、米子運輸指令に同事象について報告を行いました。
その後、米子駅において、検修社員が取り付け状態を再度確認しました。
※注釈 列車にご乗車のお客様にはおけがなどはございません。
※注釈 防護無線機とは、列車の走行中に緊急事態に遭遇した場合に周囲の列車に知らせるための装置で、発報スイッチを乗務員が押すことにより、ピーピーという警音ととともに、半径約1キロメートル以内の列車に緊急停止を伝える信号を送るものです。信号を受信した列車の乗務員はブレーキを取り扱い列車を停止させます。
5 原因
なんらかの原因でアンテナ線が抜けたと考えられますが、詳細については調査中です。