城端線 踏切の遮断棒が降下しなかった事象について
1 発生日時
平成25年1月31日(木曜日) 午前7時52分ごろ
2 発生場所
城端線 東石黒駅〜福光駅間
「吉江中(よしえなか)」踏切
3 列車名
下り普通列車 2両編成 乗客数:約90名
高岡駅(7時4分)発 城端駅(8時1分)行
4 概況
1月31日(木曜日)午前7時52分ごろ、普通列車運転士から「踏切の両側の遮断棒が降下していない」と高岡指令に連絡がありました。
連絡を受けた高岡指令はただちに係員を現地に派遣し、踏切動作状態の記録を調査した結果、1月31日早朝から、踏切警報灯は点滅し踏切警報機は鳴動していましたが、遮断棒が降下していないことが判明しました。
この間当該踏切を通過した列車は、始発列車から当該列車まで上下合わせて7本です。
2月1日、城端線の始発列車に社員が添乗し確認したところ、2箇所の踏切で片側の遮断棒が降下していなかったことを確認しました。
この事象を受け2月1日、金沢支社エリア内の同型遮断機の一斉点検を行なっています。点検につきましては、2月1日中に完了する見込みです。
5 原因
踏切遮断機回転部の凍結による動作不良と想定されますが、回転部分の潤滑油(グリス)が長年の月日で劣化したことにより固形化し、さらにひび割れが生じ、その隙間に水分が入り低温により凍結したものと思われます。
6 通過列車
1月31日
(下り)
普通 高岡駅(5時38分)発 城端駅(6時31分)行
普通 高岡駅(5時58分)発 城端駅(6時55分)行
普通 高岡駅(7時4分)発 城端駅(8時1分)行
(上り)
普通 城端駅(5時55分)発 高岡駅(6時41分)行
普通 城端駅(6時14分)発 高岡駅(7時3分)行
普通 城端駅(6時38分)発 高岡駅(7時29分)行
普通 城端駅(7時5分)発 高岡駅(7時54分)行