関西本線 列車のドアコックの取り扱いを誤った事象について
列車のドアコックの取り扱いを誤り、走行中に一部のドアが開くという事象を発生させました。ご乗車のお客様にご迷惑お掛けしましたことをお詫び申し上げます。
1 発生日時
平成24年12月3日(月曜日)午後9時55分ごろ
2 発生場所
関西本線 柘植〜新堂駅間
3 列車名
下り普通列車 編成両数:2両 乗客数:8名(当該車両に3名)
亀山駅(21時14分)発 加茂駅(22時42分)行 ※注釈 ワンマン列車
4 概況
12月3日午後9時55分ごろ、当該列車の運転士は、走行中に、運転台にある、ドアが開いていることを示す表示を確認したため停車しました。
運転士がすべてのドアを確認したところ、最後部車両・進行方向左側ドアのドアコックが開き、ドアが約5センチメートル開いていました。
このため、ドアコックを閉じてドアを閉め、午後10時5分に運転を再開しました。
※注釈 ご乗車のお客様に転落やおけがはありません。
※注釈 ドアコックとは、緊急時に車内、車外からドアを手で開けることを可能とする装備(当該車両の場合はドア内側の足元付近に設置)のことです。
5 原因
加太〜柘植駅間を走行中に鹿と衝撃した際、運転士が確認のため車外に降りようとしてドアコックを開けましたが、その後閉めるのを忘れたためです。
6 対策
再発防止に向け、手続き・手順の確実な遵守を徹底します。