防護無線装置とアンテナを接続する配線が外れていた事象について
1 概況
平成24年11月26日(月曜日)10時45分ごろ、吹田総合車両所日根野支所において、特急「くろしお」(287系)として運用する車両の「交番検査」(90日ごとに実施する検査)を実施した際、防護無線装置の異常を認めたため、防護無線装置とアンテナを接続する配線の点検を行ったところ、防護無線装置とアンテナを接続する配線が抜けていることを発見し、配線のつなぎ直しを行いました。
また、その後の同種車両の一斉点検により、他に1両配線が外れている車両を発見したため、配線のつなぎ直しを行いました。
※注釈 配線が抜けていると、防護無線の送受信ができません。
2 発見日時と場所
(1) 平成24年11月26日 10時45分ごろ
吹田総合車両所 日根野支所
(2) 平成24年11月27日 0時20分ごろ
紀伊田辺駅構内
3 原因
防護無線装置の裏面に接続されているアンテナに至る配線にワイパ装置の一部が接触し、アンテナに至る配線が外れたためです。
4 その他
・点検対象車両は287系48両であったが、上記2両以外に異常は見つかりませんでした。
・異常が見つかった車両は共に、京都〜白浜駅間で運用していた車両です。
・吹田総合車両所日根野支所で異常が見つかった車両については、前回の交番検査から19日間運用していました。
・紀伊田辺駅構内で見つかった車両については、前回の交番検査から昨日までに30日間運用していました。