嵯峨野観光鉄道 ATSスイッチを未投入のまま走行した事象について
嵯峨野観光鉄道株式会社
1 発生日時
平成24年10月23日(火曜日)午前11時20分ごろ
2 発生場所
嵯峨野観光線 トロッコ嵯峨駅〜トロッコ保津峡駅間
3 当該列車
5両編成 トロッコ嵯峨駅(11時7分)発 トロッコ亀岡駅(11時30分)行 乗客数190名
4 概況
本日の午前11時20分ごろ、JR西日本の大阪総合指令所の指令員がトロッコ嵐山駅〜トロッコ嵯峨駅間にある踏切において異常を認めたため、当該車両の運転士に確認したところ、ATS(自動列車停止装置)の電源が未投入であったことが判明しました。その後、直ちにATSの電源スイッチを投入して通常どおりの運転を行いました。
なおATSの電源が未投入のまま走行した区間は、トロッコ嵯峨駅〜保津峡駅間の約3キロメートルでした。
5 原因
当該運転士が発車前の運転準備の際、ATSの電源スイッチを投入せずに、そのまま運転を開始したためです。
6 対策
乗務員に対し、機器の確認の徹底を指導します。