北陸本線 ATSが動作しない状態で一部区間を走行した事象について
1 発生日時
平成24年8月29日(水曜日)午後2時54分頃
2 発生場所
北陸本線 直江津(なおえつ)駅〜谷浜(たにはま)駅間
3 当該列車
「北越6号」 6両編成 乗客数:約90名
新潟駅(13時2分)発 金沢(16時41分)行
4 概況
平成24年8月29日(水曜日)午後2時54分頃、「北越6号」が谷浜駅付近を走行中、当該列車の運転士が、「ATS表示灯(自動列車停止装置が動作していることを示す表示灯)」の消灯を発見し、谷浜駅に停車しました。運転士は、ATSが動作するように取り扱った後、ATS表示灯の点灯を確認し、運転再開しました。その後、再度、泊駅付近でATS表示灯が消灯したため、直ちに停車しました。
その後の調査において、当該列車が直江津駅から谷浜駅間をATSが動作しない状態で走行していたことが判明いたしました。
なお、ATSが動作しない状態で走行した距離は、約6キロメートルでした。
※注釈 この事象によるお客様のおけがはありませんでした。
※注釈 当該列車に乗車していたお客様は、後続の「はくたか14号」に乗り換えていただきました。
※注釈 当該列車は、泊駅から回送で金沢駅まで運転しました。
5 原因
運転士が直江津駅発車の際に、ATSの方式を切り換える作業をしなかったためです。
6 対策
関係乗務員への教育の徹底を改めて実施してまいります。