城端線 列車の保安装置(EB装置)不備について
1 発生日時
平成24年5月12日(土曜日)
2 場所
城端線 高岡〜城端(じょうはな)駅間
3 列車名
下り普通列車 2両編成(ワンマン) 乗客数:約120人
高岡(16時33分)発 城端(17時28分)行
下り普通列車 2両編成(ワンマン) 乗客数:約40人
高岡(19時27分)発 城端(20時16分)行
以上下り列車2本
4 概況
5月12日(土曜日)、当該列車(ワンマン列車)の運転士が、高岡駅を発車の際、ワンマン放送が自動的に放送されなかったため、城端駅まで手動で放送を行いました。
折り返しの城端駅から高岡駅間では自動放送となりましたが、再度、高岡駅から城端駅間で同じ事象となりました。
そのため、高岡駅到着後、車両の検査を行ったところ、速度を検出するための装置に不具合(断線)が発生していたため、自動放送とならず、また、保安装置であるEB装置が作動しない状態であったことがわかりました。
※注釈 お客様にお怪我などはありませんでした。
【EB装置】
EB装置は、運転士に緊急事態などが発生したときに自動的に列車を停止させる装置です。
運転士が60秒間運転操作などを行わない場合、表示と警報音を発し、さらに5秒間運転操作などが行われない場合に非常ブレーキを作動させ、自動的に列車を停止させる装置です。
【不具合発生箇所】キハ40系2両編成
5 原因
速度を検出するための装置の断線によるものです。