『ありがとう113系 阪和色ツアー専用貸切列車乗車プラン』発売
“ブルーライナー”40年に渡る活躍に終止符
株式会社日本旅行
株式会社日本旅行は、「ありがとう113系阪和色(はんわしょく)」ツアー専用貸切列車乗車プランを発売します。
113系阪和色の車両は、1972年から約40年に渡り阪和線や紀勢本線で活躍しました。また一時期、同系色の車両が東海道・山陽線の「新快速」でも活躍したことから、京阪神地区から和歌山地区の方々にとって、このグレー地にライトブルーの塗色はとても馴染み深いものとなっていました。
113系阪和色の車両の最後の運行となる今回のツアーでは、天王寺から和歌山県の周参見(すさみ)まで、同車両にとって馴染み深い181キロメートルをゆっくりと往復。皆様方には113系阪和色車両での最後の春の旅をご堪能いただきます。
◆113系阪和色車両について◆
1972年(昭和47年)に阪和線で運転を開始した113系にライトブルーの帯の塗色が採用されたのが最初。
この塗色は通称「阪和色」と言われる。同時期に東海道・山陽線で運転を開始した153系新快速ブルーライナーにも同様の塗色が採用されたことから「ブルーライナー色」とも言われる。その後、東海道・山陽線では新快速の117系への置き換えにより、この塗色が消滅したが、阪和線では113系が約40年に渡り活躍。
しかし、近年、223系や225系などの新型車両の増備に伴い、その活躍の場は次第に狭まり、昨年の12月10日を以って定期運用から離脱した。今後は、他線区へ転用され、他の塗色へ変更される予定。
113系 阪和色車両 撮影:佐々木修宏