新型特急電車「287系」の概要について
京都・大阪地区から和歌山・南紀地区を結ぶ特急「くろしお」に使用する、安全で快適な新型特急形電車を投入しますので、その概要についてお知らせします。
1 形式
287系特急形直流電車
2 投入車両数
51両 (6両編成 6本、3両編成 5本)
3 最高運転速度
時速130キロメートル
4 安全性向上のための対策
さらなる安全性向上のため、287系「こうのとり」と同様に車体の構造強化を行います。
・オフセット衝突対策
・衝撃吸収構造の採用
5 デザイン
・先頭形状については、287系「こうのとり」などと同様に、「サンダーバード」などJR西日本の特急のデザインを踏襲しつつ、新たなデザインとしました。
・現行の283系「オーシャンアロー」、381系「くろしお」でもなじみのあるオーシャングリーン色のラインを採用しました。
6 客室設備
287系「こうのとり」などと同様に、新型「サンダーバード」のコンセプトを踏襲した客室設備とし、車内での居住性、快適性を向上させます。
【快適な車両】
・座席の座り心地を向上するとともに、足元のスペースを広げます。
・女性のお客様が安心、快適にご利用いただけるよう、女性専用トイレを設定します。
【バリアフリー対応】
・急病のお客様や、授乳など幅広くご利用いただける多目的室を設けます。
・車イス対応トイレを設置し、誰もが快適にご利用いただけるようにします。
・グリーン車の全座席、および普通車の車両最前部・最後部座席にモバイル用コンセントを設置します。