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自然との共生の取り組み

島根県邑智郡美郷町と連携した森林再生の取り組み

当社エリアの旧三江線沿線に所有する旧鉄道林(竹一号林 約5.8ヘクタール)において、森林が持つ多様な機能を効果的に発揮させることをめざして、2024年5月より島根県美郷町と森林再生の実証実験に取り組んでいます。実証実験は広島大学、鳥取大学との共同研究とし、森林施業は邑智郡森林組合の協力により、旧線路敷を活用した木材搬出技術の実証・評価、野生動物対策を考慮した再造林計画の検討等を進めています。
この実証実験を通じて、高樹齢化した森林の更新により、水源涵養や土砂災害防止、生物多様性の確保、CO2吸収といった森林の持つ多面的機能の維持・増進をめざします。

対象となる旧鉄道林(島根県美郷町)
関係者による現地森林調査
実証実験体制

水使用量低減の取り組み

自然との共生の取り組みとして、特に、水資源の保護についてはKPIを定め、工場排水や雨水を再利用し工業用水を使用しない車両洗浄機の使用や、塗料等を有機溶剤系から水性化するといった低環境負荷資材への置き換え等を推進しています。
また、グループ会社である株式会社JR西日本テクシアが開発した電気分解式排出水処理装置は、排水を電気分解で処理し、汚泥排出を90%以上も削減するほか、処理の電力消費も抑えることが可能で、当社の車両基地のほか、他企業での導入も進んでおり、排水の適正処理、省エネ、廃棄物の削減等に大きく貢献しています。

工場排水の再利用による車両洗浄機(新幹線)
電気分解式排出水処理装置 J-TREAT
(写真提供:株式会社JR西日本テクシア)

生物多様性の保護に資する事業運営の推進

環境や生物多様性の保護についても、積極的に取り組みを行っています。
たとえば、岡山エリアでは、土木工事において、コンクリートを撤去する際に発生するアルカリ性の汚濁水の集水方法を改良し、河川への流出を限りなく減らすとともに、pH調整による中性化も行い、天然記念物のアユモドキが生息する河川の環境に配慮した取り組みを行っています。

天然記念物のアユモドキ
(出典:環境省中国四国地方環境事務所)

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