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ニュースリリース

2019年11月13日
イベント・キャンペーン

EF200形式直流電気機関車およびシキ800形式貨車のお別れセレモニー
最後の出線シーンを特別公開します

日本貨物鉄道株式会社
日本通運株式会社
京都鉄道博物館

 日本貨物鉄道株式会社(以下、JR貨物)と日本通運株式会社(以下、日本通運)および京都鉄道博物館は、EF200形式直流電気機関車およびシキ800形式貨車を京都鉄道博物館内で特別展示します。
 このたび、特別展示に合わせて開催するお別れセレモニーを公開することが決定しましたのでお知らせします。EF200形式直流電気機関車、シキ800形式貨車とも間近で見ることができる最後のチャンスとなります。また、展示期間中の関連イベントの内容についてもあわせてお知らせします。

展示車両

詳細

1 お別れセレモニー
(1)日時
 2019年(令和元年)11月24日(日曜日) 15時から
 ・展示期間は2019年11月16日(土曜日)から24日(日曜日)まで
 ・11月20日(水)は休館日

(2)場所
 京都鉄道博物館 本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリア

(3)展示車両
 EF200形式直流電気機関車 1両(JR貨物)
 シキ800形式貨車 1両(日本通運)

(4)内容
 ・出席者代表あいさつ
 ・お別れメッセージのご紹介
 ・出線シーン公開

2 イベントの開催
(1)期間
 2019年11月16日(土曜日)、17日(日曜日)、23日(土曜日)、24日(日曜日)の4日間

(2)内容
 ・JR貨物子ども制服での記念撮影
 ・EF200形式直流電気機関車の運転台公開
 ・EF200形式直流電気機関車&シキ800形式貨車の解説ツアー
 ・イベント内容の詳細については、京都鉄道博物館ホームページに掲載します。
 ・JR貨物オリジナルグッズの販売は行いません。
 ・都合により、車両展示期間ならびにイベント内容の変更または中止となる場合もございます。あらかじめご了承ください。

3 参考:特別展示車両の紹介
(1)EF200形式直流電気機関車
 EF200形式直流電気機関車はJR貨物発足後の1990年(平成2年)から1993年(平成5年)にかけて製造され、2019年(平成31年)3月まで、当社の大動脈である東海道・山陽線でのコンテナ貨物列車けん引に活躍した機関車です。当時、機関車としては初めてVVVFインバータ制御と三相かご形誘導電動機を搭載、出力も従来のEF64形式やEF65形式といった直流電気機関車の出力に比べて約1.5倍から2.4倍となる6000キロワットを発揮し、最高運転速度時速120キロメートルで1600トンをけん引する性能を有していました。ユニットブレーキおよび電気ブレーキ併用の電気指令式空気ブレーキシステムを採用するなど、その後の新形式機関車に応用される技術を多数蓄積した機関車でしたが、2019年3月28日をもって運用を終了しました。

展示車両の写真


(2)シキ800形式貨車
 シキ800形式貨車は、1973年(昭和48年)に日本通運の私有貨車として製造され、主に大型変圧器の輸送を担ってきました。各重電メーカーによって異なる荷受ヒンジの構造に対して、荷受梁に工夫を施して各メーカーの方式に対応可能な汎用車として開発されました。荷受梁はガーダー(橋桁)構造で、側面幅は変圧器の幅にあわせて伸縮可能です。荷受ヒンジは梁から突き出る「雄型」のB2梁(製造当初は梁にはめこむ「雌型」のB1梁も用意)で、アタッチメントと組み合わせることで、どのメーカーの製品にも対応可能でした。積載時には時速45キロメートルで運用し、空車時は時速75キロメートルで回送が可能です。製造から46年間大型貨物の輸送に携わってきましたが、今月上旬に行われた輸送を最後に、運用を終了しました。

展示車両写真

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