TWILIGHT EXPRESS 瑞風が立ち寄る「東浜駅」で
「ゼロ・エネルギー・ステーション(ZES)」を実現し
「環境発電」に挑戦します
当社では、地球環境保護への取り組みとして、省エネルギー照明や雨水利用、太陽光発電、屋上緑化など、地球環境に配慮した快適なエコステーションづくりを推進してまいりました。
このたび、貴重な自然に囲まれた山陰本線 東浜駅において「ゼロ・エネルギー・ステーション」を実現するとともに、「環境発電」に挑戦することとなりましたので、お知らせします。
1 実施箇所
山陰線 東浜駅(鳥取県岩美郡岩美町)
※注釈:TWILIGHT EXPRESS 瑞風の運行開始に合わせ整備
2 計画の概要
(1) CO2排出削減に向けた「ZES」の実現
晴れの日(※注釈1)に駅のお客様設備の消費電力を太陽光発電と蓄電池を組み合わせて自然エネルギーのみで賄う「ZES(※注釈2)」を実現
※注釈1:気象庁用語によると1日の日照時間が可照時間(日の出から日の入まで)の40%以上の日(東浜駅付近では年間160日程度)
※注釈2:「ZES」とは、ゼロ・エネルギー・ステーションの略で、当社が定めた駅のこと
【関係会社:パナソニック株式会社】
(2) 「環境発電(エネルギー・ハーベスティング)」への挑戦
・電圧を高める小型の素子を用いた微生物発電
小型の素子ながら、微生物が出す微弱な電気を約10倍の電圧に高める新技術
【関係会社:株式会社センシングネット】
・環境振動発電
小型の素子ながら、自然環境で発生する継続的で極小な振動を利用して高効率に発電できる新技術
【関係機関:静岡大学】
→環境負荷が小さく、また充電や電池交換なしに長期に電力を安定供給できる。将来的にトンネルなど太陽光発電が適さない環境や、電車線といった電源確保が困難な環境におけるセンサーなどの小電力の電源への適用に期待。これらの技術の鉄道への適用に向けた検証は初めて。
3 スケジュール
2019年11月以降順次開始予定