2018年度 京都支社列車事故総合訓練の実施
福知山線列車事故の教訓を踏まえ、「お客様の救護」と「併発事故の阻止」を最優先に、事故現場におけるお客様の避難誘導や救護、関係機関との情報連絡・連携など、社員の対応能力向上を目的として、警察、消防、医療関係機関および当社が合同で「列車事故総合訓練」を実施しました。
1 日時
2018年10月19日(金曜日)午前10時35分から12時5分まで(開会式は午前10時15分から)
2 場所
京都鉄道博物館敷地内および隣接する梅小路運転区構内
3 事故の想定
奈良発京都行下り臨時電車(113系4両編成:乗客約100名)がJR藤森〜稲荷駅間を走行中、線路内に流入している瓦礫を発見、非常ブレーキを使用したが間に合わず衝撃し、先頭から1両目の前側台車2軸が脱線し、多数のお客様が負傷した想定。
4 主な訓練項目
・乗務員による併発事故(二重衝突)の防止
・指令所など社内の情報伝達体制の確認
・関係部外機関(消防・警察など)への速報体制確認
・お客様救護活動の実施
(1)列車に乗り合わせていた当社社員による初期対応
(2)消防、警察、当社社員の連携
(3)トリアージ(傷病者の緊急度や重症度に応じた治療優先順位の決定)の実施
(4)医療関係機関による医療救護活動の実施
・救護活動時の救助関係者の安全確保
5 訓練参加者
・警察関係
京都府鉄道本部鉄道警察隊、京都府下京警察署:約30名
・消防関係
京都市消防局下京消防署:約50名
・医療関係
京都第一赤十字病院、京都第二赤十字病院、洛和会音羽病院、
京都岡本記念病院、宇治徳洲会病院、日本赤十字社京都府支部:約30名
・当社:約160名
合計:約270名