阪和線 堺市駅 停車位置を行き過ぎて停車した事象について(概況追加)
平成25年8月19日、阪和線堺市駅で列車が停車位置を行き過ぎて停車した事象についてご報告いたしましたが、その後の調査により判明した事実を概況欄に追加いたしましたのでお知らせいたします。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
1 発生日時
平成25年8月19日(月曜日)午後3時34分ごろ
2 発生場所
阪和線 堺市駅
3 列車名
下り関空・紀州路快速電車 京橋駅(15時)発 大阪経由 和歌山駅(16時37分)行・関西空港駅(16時20分)行の8両編成
乗客数 約400人
4 概況
8月19日午後3時34分ごろ、当該電車は堺市駅停車の際に、所定の停止位置を約100メートル行き過ぎ、前方(南側)の踏切にかかって停車しました。
その後、踏切が誤作動する可能性があるため、指令員の指示により後退せずにそのまま次の三国ヶ丘駅まで運転しました。
※注釈 運転士は、直前で停車駅と気付き、非常ブレーキで停車しました。
※注釈 ご乗車のお客様におけがなどはありませんでした。
※注釈 堺市駅で乗車予定のお客様(約40名)については、後続の電車をご利用いただきました。
※注釈 堺市駅で降車予定のお客様(約40名)については、三国ヶ丘駅から引き返していただきました。
以下追加部分
※注釈 調査の結果、ATS(自動列車停止装置)の一部機能を活用した停車駅通過を防止する機能が、機器の不良により正常に作動していませんでした。(なお、この機能が正常に働いていたとしても、今回運転士が非常ブレーキを操作して停車させたのと同程度の距離を行き過ぎて停車したと考えられます。また、ATSの本来の機能である赤信号を行き過ぎないための機能には異常ありませんでした)。
5 列車影響
<運休>なし
<遅れ>当該電車が6分遅れ
影響人員 400人(乗降できなかったお客様80人を含む)
6 原因
当該運転士が、乗務している列車を特急列車と一時的に勘違いし、堺市駅が停車駅であることを失念したためです。