奈良線 電車のEB装置(緊急列車停止装置)が機能しない状態で走行した事象について
1 発生日時
平成25年3月13日(水曜日)午前7時44分ごろ
2 発生場所
奈良線 JR小倉〜新田駅間
3 列車名
下り普通電車 4両編成 乗客数:約500名
京都駅(7時14分)発 奈良(8時23分)行
4 概況
3月13日午前7時44分ごろ、当該電車の運転士は、JR小倉〜新田駅間を走行中に、EB装置の動作を知らせるブザー音が鳴動しないことに気付きました。その後、新田〜城陽駅間でも同様の事象が確認できたため、午前7時50分に城陽駅で機器点検をしたところ、「EB装置」の電源のブレーカー(配線用遮断器)が「切」となっていたため、「入」とし、午前7時55分に定刻で城陽駅を出発しました。
※注釈 「EB装置(緊急列車停止装置)」とは、保安装置のひとつで、運転士が運転機器操作を60秒間行わなかった場合にブザーが鳴動し、さらに5秒間何もしなければ自動的に非常ブレーキが動作します。
※注釈 その他の運転機器、保安装置には異常はありません。