山陽新幹線 小倉〜博多駅間 車両部品の落失・停電について
平成27年8月8日、山陽新幹線 小倉〜博多駅間で車両部品が落失し、停電が発生しました。多くのお客様に多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
1 発生日時
平成27年8月8日(土曜日) 午後5時27分
2 発生場所
山陽新幹線 小倉〜博多駅間
3 列車名
さくら561号 新大阪駅(14時59分)発 鹿児島中央駅(19時1分)着 8両編成
乗客数:約500名
4 概況
8月8日午後5時27分ごろ、下り「さくら561号」が小倉〜博多駅間のトンネル内を走行中に停電が発生したため、上り線は午後6時5分、下り線は午後6時10分まで運転を見合わせました。当該車両の床下機器を覆っているカバーが落失し舞い上がり、車体側部に数箇所当たった後、トンネル上部の架空線間で地絡し停電が発生したものと推定されます。
停電が発生した際に、当該列車に乗車中のお客様1名が負傷されています。
5 原因
当該カバーは、上部を車体側に掛け、下部をボルト2本で取り付けておりますが、当該車両ではボルトが2本ともなくなっていることから、取り付けボルトが緩み当該カバー下部が外れ、落失に至ったと推定しております。
(カバーの大きさなど)
幅:710ミリメートル、高さ:624.9ミリメートル、重さ:6.57キログラム
6 対策
構造上、正規の取り付けが行われていれば外れることはないものと考えており、当該車両と同種の車両およびその他の新幹線車両のすべてにおいて、走行前の検査を実施し入念に点検しております。
7 列車影響
こだま762号が97分遅れたのを最大に、計53本の列車(上り24本、下り29本)に97分から7分の遅れが発生しました。
影響人員:15,100人