西日本旅客鉄道株式会社、スペイン国鉄(Renfe)、スペイン鉄道インフラ管理機構(Adif)による3社間連携協定の締結について
西日本旅客鉄道株式会社(以下JR西日本)は、スペイン国鉄(略称:Renfe、正式名称:Red Nacional de los Ferrocarriles Españoles)、スペイン鉄道インフラ管理機構(略称:Adif、正式名称:Administrador de Infraestructuras Ferroviarias)と、国際的な交流を通じてさらなる鉄道事業の発展を図るため、連携協定を結びます。
あわせて、スペインのマドリードで、連携協定覚書の調印式を行うこととなりましたのでお知らせします。
1 連携協定概要
(1)目的
JR西日本、Renfe、Adifの3社間において、鉄道の整備、運営、技術開発などを通じて培った英知、経験、技術を交流することにより、鉄道が社会、経済の発展と地球環境保全に対して、より一層の役割を果たすとともに、日西間の相互理解と友好親善を促進する。
(2)連携事項
安全性の向上、利便性および顧客満足の向上、技術力の向上、それらを支える人材育成を重点連携事項としつつ、両当事者の課題解決に資する、あらゆる分野において連携を進める。
(3)連携方法
幹部交流、専門家の派遣および受入れによる指導ならびに教育研修、セミナーの開催、鉄道施設や設備の視察の受入れなどを両国当事者が協力して推進する。
2 覚書調印式典
(1)日時 平成24年9月24日(月曜日)13時から
(2)都市 マドリード(スペイン)
(3)場所 フェルナン・ヌニェス宮(Palacio de Fernán Núñez)
(4)調印者 Renfe社長 フリオ・ゴメス-ポマール(Julio Gómez-Pomar)
Adif社長 エンリケ・ベルダグェール(Enrique Verdeguer)
JR西日本代表取締役社長 真鍋精志
3 今後の予定
今回の覚書に基づく交流として、9月25日から26日に車両および施設関係の技術者がRenfeおよびAdifを訪問し、フリーゲージトレイン関連施設の見学および技術的な課題についての議論を行います。その後も、今回の覚書に基づき、あらゆる分野で交流を深めてまいります。